Ansible Playbooks for Confluent Platform のトラブルシューティング¶
Ansible Playbooks for Confluent Platform でエラーが発生した場合は、以下の手順を実行します。
Ansible 自体が出力するエラーログを確認します。
これには、発生したエラーの種類と、場合によりインベントリファイルの構成の誤りが示されます。たとえば、誤ったパスをファイルパス変数に設定している場合には、ログに "Could not find or access the file path" というメッセージが表示されます。この場合には変数を修正し、インストールを再実行します。
インベントリファイルを確認します。
インベントリファイルで、すべての変数が適切なスペースを使用して正しく設定されていることを確認します。たとえば、
hosts_example.yml
とsample_inventories
ディレクトリを確認します。コンポーネントのログファイルとプロパティファイルを確認します。
コンポーネントの正常性の確認でエラーが発生した場合には、Playbook によりログファイルとプロパティファイルが取得され、
cp-ansible
のルートにあるerror_files/
ディレクトリ内の Ansible コントロールノードに渡されます。これらのエラーログに、構成に誤りのあるプロパティが示されている場合があります。ログファイルに失敗の理由が明確に示されていない場合は、次のいずれかの方法を使用して詳細情報を生成します。
--diff
オプションを使用してプレイブックを再実行し、出力をファイルにリダイレクトします。フラグの詳細については、Ansible Playbook のオプション を参照してください。これにより、プレイブックファイルとテンプレートの差異が出力されます。このオプションでは、パスワード、証明書、キーなどの機密情報は出力されません。
-vvv
オプションを使用してプレイブックを再実行し、デバッグログを有効にして出力をファイルにリダイレクトします。Ansible 2.11 以降を使用する場合
ansible-playbook -vvv -i hosts.yml confluent.platform.all > failure.txt
Ansible 2.10 または 2.0 を使用する場合
ansible-playbook -vvv -i hosts.yml all.yml > failure.txt
デバッグが有効になっている場合、パスワード、証明書、キーなどの機密情報を含め、出力内の情報は抑制できません。本稼働環境でデバッグモードを使用することはお勧めしません。詳細については、「Logging Ansible output」を参照してください。
Confluent サポート を利用してサポートチケットを開き、以下を含めて圧縮したアーカイブファイルを提供します。
使用しているインベントリファイル
-vvv
オプションまたは--diff
オプションにより生成されたログファイル。error_logs/
ディレクトリとその内容以下の GIT コマンドにより出力されたテキストファイル。ソースコード
cp-ansible
に適用されたすべての変更を表示するために、cp-ansible
のルートでコマンドを実行します。git status
git diff