Ansible Playbooks for Confluent Platform のトラブルシューティング

Ansible Playbooks for Confluent Platform でエラーが発生した場合は、以下の手順を実行します。

  1. Ansible 自体が出力するエラーログを確認します。

    これには、発生したエラーの種類と、場合によりインベントリファイルの構成の誤りが示されます。たとえば、誤ったパスをファイルパス変数に設定している場合には、ログに "Could not find or access the file path" というメッセージが表示されます。この場合には変数を修正し、インストールを再実行します。

  2. インベントリファイルを確認します。

    インベントリファイルで、すべての変数が適切なスペースを使用して正しく設定されていることを確認します。たとえば、hosts_example.ymlsample_inventories ディレクトリを確認します。

  3. コンポーネントのログファイルとプロパティファイルを確認します。

    コンポーネントの正常性の確認でエラーが発生した場合には、Playbook によりログファイルとプロパティファイルが取得され、cp-ansible のルートにある error_files/ ディレクトリ内の Ansible コントロールノードに渡されます。これらのエラーログに、構成に誤りのあるプロパティが示されている場合があります。

  4. ログファイルに失敗の理由が明確に示されていない場合は、次のいずれかの方法を使用して詳細情報を生成します。

    • --diff オプションを使用してプレイブックを再実行し、出力をファイルにリダイレクトします。フラグの詳細については、Ansible Playbook のオプション を参照してください。

      これにより、プレイブックファイルとテンプレートの差異が出力されます。このオプションでは、パスワード、証明書、キーなどの機密情報は出力されません。

    • -vvv オプションを使用してプレイブックを再実行し、デバッグログを有効にして出力をファイルにリダイレクトします。

      • Ansible 2.11 以降を使用する場合

        ansible-playbook -vvv -i hosts.yml confluent.platform.all > failure.txt
        
      • Ansible 2.10 または 2.0 を使用する場合

        ansible-playbook -vvv -i hosts.yml all.yml > failure.txt
        

      デバッグが有効になっている場合、パスワード、証明書、キーなどの機密情報を含め、出力内の情報は抑制できません。本稼働環境でデバッグモードを使用することはお勧めしません。詳細については、「Logging Ansible output」を参照してください。

  5. Confluent サポート を利用してサポートチケットを開き、以下を含めて圧縮したアーカイブファイルを提供します。

    • 使用しているインベントリファイル

    • -vvv オプションまたは --diff オプションにより生成されたログファイル。

    • error_logs/ ディレクトリとその内容

    • 以下の GIT コマンドにより出力されたテキストファイル。ソースコード cp-ansible に適用されたすべての変更を表示するために、cp-ansible のルートでコマンドを実行します。

      git status
      
      git diff