Teradata 開発環境のセットアップ¶
- テスト対象となるバージョン用の Teradata Express をダウンロードします。
- アーカイブファイルを 7zip で抽出します。
Vmware Player または Workstation をお持ちの場合は、この仮想マシンをインポートしてすぐに使用できます。
VirtualBox を使用したインポート¶
Vmware Player または Workstation をお持ちでない場合、または VirtualBox を使用する場合は、以下の手順に従います。
VirtualBox を開き、新しい仮想マシンを作成します。
仮想マシンに名前を付け、種類を
Linux
に、バージョンをopenSUSE (64-bit)
に設定します。"Continue" をクリックします。仮想マシンのメモリーを 4096 MB 以上に設定します。"Continue" をクリックします。
"Do not add a virtual hard disk" を選択し、"Create" をクリックします。
ハードディスクのない仮想マシンを作成しているという旨の警告がポップアップ表示されます。"Continue" をクリックします。
新たに作成した仮想マシンを選択し、"Settings" を開きます。
"Storage" タブで、"Controller: IDE" を選択し、ハードディスクを追加します。
抽出された 3 つのディスクファイル(ファイル拡張子が .vmdk)それぞれについて、以下を実行します。
- ウィンドウが表示され、既存のディスクを選択するかどうかの確認が求められます。"Choose existing disk" をクリックします。
- 新しいウィンドウが開き、ハードディスクのリストが表示されます。"Add" をクリックします。
- Teradata Express を抽出したディレクトリに移動し、3 つのディスクのいずれかを選択します。
- "Open" をクリックします。選択したディスクファイルが、"Not Attached" ディスクのリストに表示されます。
- 先ほどインポートしたディスクを選択します。"Choose" をクリックします。
3 つの仮想ディスクをすべて追加したら、"Network" タブを選択します。
"Advanced" 設定を開き、"Port Forwarding" をクリックします。
データベース接続に使用する新しいポート転送を追加します。
- "Add Rule"(緑色の十字のアイコン)をクリックします。
- ルールを "Teradata JDBC" と命名します。
- "Host Port" を
1025
に指定します。 - "Guest Port" を
1025
に指定します。
オプションで、SSH アクセス用のポート転送を追加します。
- "Add Rule" をクリックします。
- ルールを "SSH" と命名します。
- "Host Port" を
2222
に指定します。 - "Guest Port" を
22
に指定します。
注釈
これにより、
ssh root@localhost -p 2222
とパスワードroot
を使用して、実行中のマシンに SSH 接続できます。"OK" をクリックしてポート転送のウィンドウを終了し、"OK" をクリックして設定ウィンドウを終了します。
"Start" をクリックして、仮想マシンを起動します。起動には概して 2 ~ 5 分かかります。先に仮想マシンがターミナル経由で使用可能になったら、データベースの起動に進みます。
データベースがバックグラウンドで実行されたら、クイックスタートの以降の手順に進みます。
Teradata テストアカウントのセットアップ¶
Teradata 仮想マシンで(または SSH 経由で)、BTEQ を起動し、ログインします。
bteq .logon dbc dbc
出力は以下のようになります。
BTEQ 16.20.00.04 Tue Nov 5 18:03:15 2019 PID: 10393 +---------+---------+---------+---------+---------+---------+---------+---- .logon dbc *** Logon successfully completed. *** Teradata Database Release is 16.20.32.01 *** Teradata Database Version is 16.20.32.01 *** Transaction Semantics are BTET. *** Session Character Set Name is 'ASCII'. *** Total elapsed time was 1 second.
BTEQ のコマンドプロンプトで、別のユーザー
dev
をパスワードdev
で作成し、データベースdev
へのアクセス権を付与します。CREATE USER dev AS PERM = 1000000000 BYTES PASSWORD = dev; GRANT ALL ON dev TO dev;
出力は以下のようになります。
CREATE USER dev AS PERM = 10000000 BYTES PASSWORD = dev; *** User has been created. *** Total elapsed time was 1 second. GRANT ALL ON dev TO dev; *** Grant accepted. *** Total elapsed time was 1 second.
BTEQ を終了します。
.quit
出力は以下のようになります。
.quit *** You are now logged off from the DBC. *** Exiting BTEQ... *** RC (return code) = 0
Teradata 開発環境のシャットダウン¶
シャットダウンする場合は、データベースを正常終了させ、仮想マシンをオフにします。
仮想マシンのウィンドウを開くか、仮想マシンに SSH 接続します。システムを停止させるには、root プロンプトが必要です。
データベースを停止します。
/etc/init.d/tpa stop
出力は以下のようになります。
PDE stopped for TPA shutdown
ちなみに
データベースの停止を待たずに操作を続行してかまいません。
仮想マシンをシャットダウンします。
poweroff