Confluent Platform のネットワークの概要

このセクションでは、Confluent for Kubernetes (CFK)で、Kafka をはじめとする Confluent Platform コンポーネントをクライアントに公開するためのネットワーク構成オプションについて説明します。

次の画像は、各 Confluent Platform コンポーネントに使用できるネットワークインターフェイスを示しています。

_images/20210428-Connect_Networking_Architecture.ja.png _images/20210428-Schema_Registry_Networking_Architecture.ja.png _images/20210428-ksqlDB-Networking-Architecture.ja.png _images/20210428-Control_Center_Networking_Architecture.ja.png

Confluent コンポーネントに Kubernetes クラスター外から接続

次に示したのは、Confluent Platform に使用できる外部インターフェイスの概略図です。

_images/20210428-Confluent_External_Interfaces.ja.png

CFK でサポートされる外部アクセス方法は以下のとおりです。構成できる方法はコンポーネントごとに 1 つです。いずれかの方法で外部アクセスを有効にし、Confluent をデプロイした後は、他の外部アクセス方法に変更することはできません。

ロードバランサー
クライアントによる Confluent Platform との接続に、Kubernetes プロバイダーのロードバランサーが使用されます。
ノードポート
クライアントによる Confluent Platform との接続に、Kubernetes ワーカーノードの指定された静的ポート(NodePort)(または、指定されたポートにトラフィックを転送できるお客様管理のネットワークインフラストラクチャ)が使用されます。
ポートベースの静的アクセス
クライアントによる Kafka との接続は、Kubernetes Ingress コントローラーによってポートベースルーティングを使用して管理されます。
ホストベースの静的アクセス
クライアントによる Kafka との接続は、Kubernetes Ingress コントローラーによってホストベースルーティングを使用して管理されます。
ルート(OpenShift)
クライアントによる Confluent Platform との接続に OpenShift ルートが使用されます。

その他、Metadata Service (MDS) への外部アクセスを実現するために必要な構成手順については、「RBAC のためのネットワークの構成」を参照してください。

同じ Kubernetes クラスター内から Kafka に接続

CFK によって同じ Kubernetes クラスター内にデプロイされた Confluent コンポーネントと、同じ Kubernetes クラスター内のクライアントアプリケーションが、Kafka の内部リスナー経由で Kafka に接続する際は、以下のアドレスが使用されます。

  • このクライアントまたはコンポーネントと同じ名前空間に Kafka クラスターがデプロイされている場合: <kafka-component-name> :9071
  • このクライアントまたはコンポーネントとは異なる名前空間に Kafka クラスターがデプロイされている場合: <kafka-component-name>.<kafka-namespace>.svc.cluster.local:9071