Confluent Operator

注意

Confluent Operator、バージョン 1.7.x、1.6.x、および 1.5.x は 2022 年 4 月にサポートを終了します。Confluent for Kubernetes への移行を計画してください。Operator 1.x から CFK 2.x への移行手順については、「Confluent for Kubernetes への移行」を参照してください。

Confluent Operator では、Confluent Platform を Kubernetes や OpenShift にクラウドネイティブのステートフルなコンテナーアプリケーションとしてデプロイおよび管理できます。Kubernetes、Operator、Helm によって自動化が実現されることから、プロビジョニングが大幅に簡素化され、Confluent Platform クラスターの運用と管理の負担が軽減されます。また、Operator によって、Apache Kafka® を複数のプロバイダーゾーンでプライベートとパブリックの両クラウド環境にわたって使用できるというポータビリティも実現されます。

ちなみに

次世代の Operator については こちら でプレビューできます。

このビデオでは、Confluent Operator の概要をご紹介しています。Kubernetes と Confluent Operator に関する他のビデオについては、「Kubernetes と Confluent Operator の紹介」を参照してください。

機能

デプロイ
  • Helm を使用して Confluent Platform のデプロイを自動化します。
  • Confluent Platform の管理を自動化します。
  • デフォルトの Kubernetes StorageClass ベースのプロビジョナーを、永続的なボリュームストレージ(Google の永続ディスク、AWS の EBS、Azure のディスクストレージなど)に使用します。
  • 以下を使用して、クラスターの認証やセキュリティの構成を自動化します。
    • TLS 証明書を使用する SASL/PLAIN
    • TLS 双方向(相互)認証
    • デプロイされた全コンポーネントに対する TLS 転送時暗号化
アップデートとアップグレード
  • 構成変更に対する自動化されたローリングアップデートが提供されます。
  • Kafka の可用性への影響のない、自動化されたローリングアップグレードが提供されます。
拡張
新しい Confluent Platform コンポーネントに柔軟なスケーリングを提供します。
回復性
障害が発生した場合に、Kafka ポッドが同じ Kafka ブローカー ID、構成、永続ストレージボリュームで復元されます。
モニタリング
  • JMX/Jolokia を使用したメトリクスの集約がサポートされます。
  • Prometheus への集約されたメトリクスのエクスポートがサポートされます。

サポートされる環境

Kubernetes のバージョン

Confluent Operator 1.7.2 では、任意の Cloud Native Computing Foundation(CNCF) 準拠製品を使用する Kubernetes バージョン 1.16 ~ 1.19 がサポートされています。CNCF 準拠の Kubernetes 製品の網羅的なリストについては、こちら を参照してください。

Kubernetes には次の API が存在している必要があります。

apiextensions.k8s.io/v1beta1
Copy

次のコマンドを実行して確認できます。出力には apiextensions.k8s.io/v1beta1 が含まれているはずです。

kubectl api-versions | grep apiextensions.k8s.io
Copy

重要

Red Hat OpenShift サポート: Red Hat により、OpenShift バージョン 4.4 から Helm 3 が公式にサポートされています。これよりも古いバージョンの OpenShift を使用する場合は、Operator 1.7 を使用した Confluent Platform のデプロイに Helm 2 を使用する必要があります。バンドルをダウンロードしたら、該当ページのバージョンピッカーで cp-5.3.2 を選択し、OpenShift のデプロイに Helm 2 の手順を使用してください。

Confluent Platform のバージョン

Confluent Operator 1.7.2 では、Confluent Platform バージョン 6.0.x と 6.1.x がサポートされています。

アーキテクチャ

下の図に、Kubernetes クラスターにおける Operator および Confluent Platform コンポーネントの高レベルアーキテクチャを示します。

_images/co-architecture.ja.png

おすすめのリソース

Confluent Operator での Confluent Platform の Kubernetes へのデプロイについては、「Kubernetes 用の Confluent Platform リファレンスアーキテクチャ」を参照してください。

ライセンス

Confluent Operator と Confluent Control Center は、ライセンスキーがなくても 30 日間試用できます。

30 日経過後は、Operator と Control Center の使用にライセンスキーが必要です。Confluent では、サブスクライバーにキーを発行します。併せて、Confluent Platform と Confluent Operator に関する エンタープライズレベルのサポート を提供します。既にサブスクライバーの場合は、詳細について Confluent サポート(support@confluent.io)にお問い合わせください。

Confluent Operator 用のキーを受け取り済みの場合は、「ライセンスキーの追加」を参照してください。