Confluent CLI のインストール

インストール

Confluent Platform がインストールされている場合は、Confluent CLI が $CONFLUENT_HOME/bin にあります。Confluent Platform のパッケージに含まれている各 Confluent CLI バージョンについては、互換性が検証済みです。詳細については、「Confluent Platform パッケージの Confluent CLI の使用」を参照してください。

Confluent Community ソフトウェアのユーザーは、CLI を別途ダウンロードし、手動で構成する必要があります。

Confluent Platform パッケージとは別に Confluent CLI をダウンロードしてインストールする場合は、実行している Confluent Platform のバージョンと互換性がある Confluent CLI バージョンであることを確認してインストールしてください。詳細については、 Confluent CLI と Confluent Platform の間の互換性の表 を参照してください。

従来、Confluent Cloud の管理には Confluent Cloud CLI が使用されていましたが、これに代わって今後は Confluent CLI v2 を使用します。Confluent Cloud 管理用の CLI をダウンロードする方法については、インストールスクリプトの使用手順 を参照してください。

クラウドとオンプレミスの両方でクラスターを管理するために Confluent CLI の v1 と v2 を並行して実行する必要がある場合は、「複数の CLI の並列実行」を参照してください。

Confluent CLI は以下のいずれかの方法を使用してインストールできます。

サポートされる環境

オペレーティングシステム

Confluent CLI がサポートされるオペレーティングシステムは、macOS、Microsoft Windows、および Linux(Alpine を含む)です。

Java バージョン

非 Windows プラットフォームの Confluent CLI では、Confluent Platform のローカルインストールで使用できる confluent local コマンドが提供されています。confluent local コマンドを使用する場合は、ローカルシステムにバージョン 1.8 または 1.11 の JDK が必要です。

複数のバージョンの Java がインストールされている場合は、JAVA_HOME 環境変数を Confluent Platform で使用するバージョンに設定します。

現在サポートされている Java バージョンについては、「Confluent Platform でサポートされている Java のバージョン」を参照してください。

Confluent Platform パッケージの Confluent CLI の使用

Confluent Platform インストールパッケージには、Confluent CLI によってサポートされている各オペレーティングシステムとアーキテクチャのタイプの Confluent CLI バイナリが含まれています。

Confluent Platform パッケージの Confluent CLI を使用するには、次の手順に従います。

  1. Confluent Platform home 環境変数を設定します。

    export CONFLUENT_HOME=<The directory where Confluent is installed>
    
  2. CLI の場所を PATH に追加します。

    export PATH=$CONFLUENT_HOME/bin:$PATH
    

Confluent Platform パッケージにある代わりのバージョンのインストール

Confluent Platform によって使用される Confluent CLI のバージョンは、特定の Confluent CLI バイナリをダウンロードして現在のバイナリの代わりに使用することによって変更できます。

  1. スクリプトによるインストール」で説明されているように、Confluent CLI の適切なバージョンをダウンロードします。

  2. ダウンロードしたバイナリを使用して、$CONFLUENT_HOME/libexec/cli/ のサブディレクトリにある既存の Confluent CLI バイナリを置き換えます。

    たとえば、オペレーティングシステムタイプが darwin、アーキテクチャタイプが amd64 である macOS の場合は次のように指定します。

    cp <cli binaries> $CONFLUENT_HOME/libexec/cli/darwin_amd64/
    

スクリプトによるインストール

Microsoft Windows でスクリプトによるインストール方法を使用するには、必要に応じて Windows Subsystem for Linux などの適切な Linux 環境をインストールして、curl および sh コマンドを使用できるようにします。

インストールスクリプトによって、使用中のシステムが検出され、適切なバイナリがダウンロードされます。

デフォルトインストール

Confluent CLI の最新バージョンをデフォルトのディレクトリにインストールするには、次の手順に従います。

  1. 最新バージョンをデフォルトのディレクトリ ./bin にダウンロードしてインストールするには、次のように指定します。

    curl -sL --http1.1 https://cnfl.io/cli | sh -s -- latest
    
  2. CLI バイナリをダウンロードしたディレクトリ ./binPATH 環境変数に設定します。

    export PATH=$(pwd)/bin:$PATH
    

カスタムインストール

Confluent CLI の特定バージョンをカスタムディレクトリにインストールするには、次の手順に従います。

  1. すべての使用可能な Confluent CLI バージョンのリストを表示します。

    curl -sL --http1.1 https://cnfl.io/cli | sh -s -- -l
    
  2. 上記の出力リストに一覧表示される特定のバージョンをダウンロードします。

    デフォルトのダウンロードディレクトリは ./bin です。

    • Confluent CLI の特定バージョンをダウンロードしてインストールするには、v に続けてバージョン番号を指定します。

      curl -sL --http1.1 https://cnfl.io/cli | sh -s -- v<version>
      
    • Confluent CLI をカスタムディレクトリにダウンロードしてインストールするには、-b に続けてカスタムディレクトリパス <path-to-cli> を指定します。

      curl -sL --http1.1 https://cnfl.io/cli | sh -s -- -b <path-to-cli> v<version>
      

    たとえば、Confluent CLI のバージョン 2.4.0 を /user/local/bin にダウンロードするには、次のように指定します。

    curl -sL --http1.1 https://cnfl.io/cli | sh -s -- -b /usr/local/bin v2.4.0
    
  3. 前のステップで CLI バイナリをダウンロードしたディレクトリを PATH 環境変数に設定します。

    export PATH=<path-to-cli>:$PATH
    
  4. CLI がログおよびデータを保存するデフォルトのディレクトリに十分な容量がない場合は、別のディレクトリを CONFLUENT_CURRENT 環境変数に設定できます(省略可)。

    export CONFLUENT_CURRENT=<path-to-confluent-local-data>
    

Tarball または Zip によるインストール

  1. プラットフォームに対応する、最新リリースの CLI バイナリをダウンロードしてインストールします。

  2. 前のステップで CLI バイナリをダウンロードしたディレクトリを PATH 環境変数に設定します。

    export PATH=<path-to-cli>:$PATH
    
  3. CLI がログおよびデータを保存するデフォルトのディレクトリに十分な容量がない場合は、別のディレクトリを CONFLUENT_CURRENT 環境変数に設定できます(省略可)。

    export CONFLUENT_CURRENT=<path-to-confluent-local-data>
    

検証

以下のコマンドを使用して、CLI のバージョンと OS タイプを確認します。

confluent version

Upgrade

Use the confluent update command to upgrade from one version of Confluent CLI 2.x to a newer version. See confluent update for the full syntax.

互換性の確保のために、Confluent Platform のフルパッケージに含まれている CLI については、confluent update コマンドを使用したアップデートが無効になっています。CLI の上位バージョンにアップグレードする必要がある場合は、「Confluent Platform パッケージにある代わりのバージョンのインストール」を参照してください。

Confluent Platform のプロパティファイル

以下はデフォルトの Confluent Platform サービス構成プロパティファイルのリストです。 $CONFLUENT_HOME は、Confluent Platform をインストールしたディレクトリです。Confluent Platform サービスを使用するときに、適切なファイルを参照または変更します。

  • Connect : $CONFLUENT_HOME/etc/schema-registry/connect-avro-distributed.properties
  • Control Center : $CONFLUENT_HOME/etc/confluent-control-center/control-center-dev.properties
  • Kafka : $CONFLUENT_HOME/etc/kafka/server.properties
  • REST Proxy : $CONFLUENT_HOME/etc/kafka-rest/kafka-rest.properties
  • ksqlDB : $CONFLUENT_HOME/etc/ksqldb/ksql-server.properties
  • Schema Registry : $CONFLUENT_HOME/etc/schema-registry/schema-registry.properties
  • ZooKeeper : $CONFLUENT_HOME/etc/kafka/zookeeper.properties