Confluent for Kubernetes の構成の概要¶
このセクションでは、以下の構成オプションについて説明します。
Confluent Platform に使用される Kubernetes のカスタムリソース¶
Kubernetes クラスターには、Confluent Platform のコンポーネントがカスタムリソース(CR)としてデプロイされます。Confluent for Kubernetes (CFK)では、Kubernetes API を用いてカスタムリソース定義(CRD)が作成され、この CRD に、Confluent Platform コンポーネントの構成方法が記述されます。crds
ディレクトリの Confluent for Kubernetes ディストリビューションでは、CRD が yaml
ファイルで提供されます。
CRD でサポートされていない追加の構成情報を指定する必要がある場合は、CFK の 構成のオーバーライド 機能を使用して、構成プロパティを Kafka に渡すことができます。
kubectl を使用した Confluent Platform の CRD の調査¶
Confluent Platform の CRD を含め、Kubernetes API リソースに関連付けられているフィールドは、kubectl explain コマンドで調べることができます。
Confluent Platform の CRD のリストを表示するには、次のコマンドを使用します。
kubectl api-resources --api-group=platform.confluent.io
Confluent Platform の CRD の具体的なドキュメントを取得するには、次のコマンドを使用します。
kubectl explain <CRD-type>.<fieldName>[.<fieldName>]
kubectl explain
の出力から得られる<fieldName>
を付加することで、CRD の仕様の詳細を表示できます。以下に例を示します。
kubectl explain kafka.spec.podTemplate
また、出力にリストされる
affinity
フィールドを詳しく調べるには、次のコマンドを使用します。kubectl explain kafka.spec.podTemplate.affinity
Confluent プラグイン¶
Confluent プラグインは、kubectl
プラグインインターフェイスによって Kubernetes エコシステムに統合される複合 CLI ツールです。このプラグインを使用して、Confluent for Kubernetes (CFK)を介してデプロイした Confluent Platform のデバッグと診断を行うことができます。
インストール手順については、「Confluent プラグインのインストール」を参照してください。
包括的な使用方法を確認するには、次のコマンドを使用します。
kubectl confluent
いくつかのコマンド例を次に示します。
Confluent コンポーネントへのアクセスに使用できる外部エンドポイントと内部エンドポイントをすべて確認するには、次のコマンドを使用します。
kubectl confluent http-endpoints
Operator 1.x を CFK 2.0 に変換するには、次のコマンドを使用します。
kubectl confluent migration
現在のユーザーにクラスターレベルのアクセス権があるかどうかを調べるには、次のコマンドを使用します。
kubectl confluent operator --namespaced=false pre-check
現在のユーザーに名前空間レベルのアクセス権があるかどうかを調べるには、次のコマンドを使用します。
kubectl confluent operator pre-check