Confluent Platform のアップグレード

Confluent Platform バージョンのアップグレードでは、スケールアップ、構成の変更、認証情報のローテーションなどクラスターに対する他の変更とは別にアップグレードプロセスを実施することを推奨します。

各 Confluent Platform コンポーネントを次のようにアップグレードします。

  1. コンポーネントの CR でコンポーネントイメージをアップデートします。

    CFK では以下の Confluent Platform コンポーネントイメージを使用します。

    • confluentinc/cp-server-connect
    • confluentinc/cp-enterprise-control-center
    • confluentinc/cp-server
    • confluentinc/cp-ksqldb-server
    • confluentinc/cp-enterprise-replicator
    • confluentinc/cp-schema-registry
    • confluentinc/cp-zookeeper

    タグは、アップグレード後の Confluent Platform リリースです。

    spec:
      image:
        application: <component image>:<tag>
    

    たとえば、Kafka を 7.1.0 にアップグレードするには、以下のように設定します。

    spec:
      image:
        application: confluentinc/cp-server:7.1.0
    
  2. 同じコンポーネントの CR で CFK init コンテナーイメージをアップデートします。イメージタグは CFK のバージョン、2.3.1 です。

    spec:
      image:
        init: confluentinc/confluent-init-container:2.3.1
    
  3. コンポーネントの CR の configOverrides プロパティを使用して、アップグレード後のバージョンのカスタム設定の変更を適用します。

    たとえば、Kafka のプロパティである inter.broker.protocol.version および log.message.format.version が CFK によって 2.6 に設定されます。Kafka で導入された新機能を使用するには、Confluent Platform アップグレードガイド で説明されているように、これらのプロパティを、対応するバージョンにアップデートする必要があります。両方のプロパティを、同じバージョンに設定する必要があります。

    Kafka を 6.2.0 にアップグレードする場合は、Kafka の CR で以下を設定します。

    spec:
      configOverrides:
        server:
          - inter.broker.protocol.version=2.8
          - log.message.format.version=2.8
    

    ただし、特定の構成は、デプロイされたクラスターでアップデートできません。 このリストについては、「アップグレードとアップデート」を参照してください。

    または、アップグレード後に次の手順を実行することもできます。

  4. コンポーネントをアップグレードします。

    kubectl apply -f <component CR> --name <namespace>