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Azure Marketplace で従量課金制の Confluent Cloud の利用を開始する

このトピックでは、従量課金制の請求モデルを使用して、Azure Marketplace で Confluent Cloud の利用を開始する方法について説明します。Confluent Cloud にサインアップし、独自の Kafka クラスターをセットアップできます。料金は、使用した分だけお支払いください。

ちなみに

Confluent Cloud の支払いのために、クラウド Marketplace では Confluent Consumption Unit(CCU)を使用することができます。Marketplace での料金は、直接購入する場合の料金と同じです。詳細については、「Marketplace デプロイの Confluent Cloud 消費量メトリクス」を参照してください。

前提条件

  • Azure Marketplace のアカウント。Azure Marketplace では、Confluent Cloud を使用して、Azure から直接請求を受けることができます。

    重要

    Microsoft ソリューションプロバイダーを介して Confluent Cloud にサインアップすることはできません。

  • Confluent Cloud では、現在、E メールアドレスはすべての組織において一意である必要があります。Azure AD の E メールアドレスを既に Confluent Cloud のサインアップに使用したことがある場合は、まず、過去にサインアップした Confluent Cloud 組織からユーザーとしての自分を削除して、Azure AD の E メールアドレスをシングルサインオン(SSO)に使用できるようにする必要があります。1 つの方法として、所有している別の E メールアカウントをユーザーとして古い組織に招待し、その古い組織から「Azure AD 関連の E メールユーザー」を削除することもできます。そうすると、SSO を使用してサインアップすることができます。または、古い組織の別のユーザーに Azure AD ユーザー ID を削除してもらうこともできます。自分の Azure AD アカウントに関連付けられている E メールアドレスを調べるには、以下の手順に従います。

    1. Azure Active Directory ポータル に移動します。
    2. Tenant Information セクションの More Info リンクをクリックします。
    3. 左のナビゲーションメニューの Manage の下にある Profile をクリックします。User Principle Name の下の Identity セクションに、Azure AD E メールアドレスが表示されます。
  • 購入するには、Azure Marketplace にログインする必要があります。また、購入のアクセス許可が必要です。つまり、契約プランの所有者であるか、貢献者のアクセス許可が付与されている必要があります。詳細については、Azure のドキュメントの「Azure Marketplace での購入」を参照してください。

  • Confluent リソースをセットアップするために選択したリージョンでのリソースのプロビジョニングが、Azure のポリシーによって許可されている必要があります。

  • Confluent SSO を有効にするには、テナントの Azure AD 全体管理者によってアカウントでユーザーの同意が有効になっている必要があります。詳細については、Azure ドキュメントの「エンドユーザーがアプリケーションに同意する方法を構成する」を参照してください。

手順

  1. Azure Marketplace に移動し、「Apache Kafka® on Confluent Cloud」を検索します。

  2. Apache Kafka® on Confluent Cloud™ for Azure タイルを見つけて Get it now をクリックします。

    Marketplace で Confluent Cloud を選択する
  3. Pay as you Go プランを選択し(選択できるプランが複数ある場合があります)、Set up + subscribe をクリックします。

    ../_images/azure-pay-as-you-go-subscribe.png
  4. 適切な契約プランを選択し、既存のリソースグループを選択するか、新規リソースグループを作成します。

    ../_images/create-a-confluent-org.png
  5. Instance Details セクションで、使用する Confluent 組織の名前、Azure リソースを起動するリージョン、プラン(Pay as you go)を入力します。

  6. (省略可) Tags タブをクリックしてプロジェクトのタグを作成します。

  7. Create をクリックします。

  8. 組織の検証を行ったら、リソースを作成するための準備は完了です。利用条件を確認して、Create をクリックします。

    ../_images/review-and-create.png

    デプロイが開始します。これには最大 1 分かかる場合があります。

    ../_images/deployment-in-progress.png
  9. リソースがデプロイされると、確認メッセージが送信されます。Go to resource をクリックして、デプロイされたリソースを Azure ポータルで確認します。

    ../_images/azure-resource-deployed.png
  10. Confluent SSO の Manage on Confluent Cloud リンクをクリックし、Azure AD アカウントを使用して Confluent Cloud にサインオンします。SSO のアカウントを選択するように求められる場合があります。Confluent SSO を有効にするには、テナントの Azure AD 全体管理者によってアカウントでユーザーの同意が許可されている必要があることに注意してください。

  11. Accept をクリックして、Confluent Cloud のアクセス許可を付与します。これでサインインできます。

    ../_images/logged-in-to-ccloud.png

    ここから Confluent Cloud 上のリソースを管理できます。

  12. Confluent Cloud Console の右上隅にある Administration メニューをクリックし、表示されたメニューから Users を選択して、他のユーザーを Confluent Cloud 組織に招待できます。Users ページが表示されたら、+ Add user をクリックし、招待するユーザーの E メールアドレスを指定します。これには、Azure AD のユーザーまたは E メール ID とパスワードを持つ非 SSO ユーザーを指定できます。

    重要

    Azure AD is the only supported SSO identity provider when you are subscribed to Confluent Cloud through the Azure Marketplace.

トラブルシューティング

E メールアドレスが既に存在する

症状
  • Azure ポータルにサインアップするときに、"Conflict" エラーが表示される。
../_images/conflict-error.png
  • 警告メッセージの "Click here for details" リンクをクリックします。サインアップに失敗した理由として、"Email already exists" と表示されます。
../_images/email-already-exists.png
解決策
「前提条件」セクションを参照してください。Azure AD の E メールアドレスが Confluent Cloud 上の別の組織で既に使用されている場合は、Azure Marketplace で Confluent Cloud の登録を行う前に、ユーザーであるご自身をその組織から削除しておく必要があります。

SSO ログイン失敗 - 無効なユーザー名

症状

Confluent Cloud への SSO ログインで、ログイン後にエラーが表示される。

../_images/sso-login-error.png
解決策
ユーザーの認証は正常に行われていますが、Azure AD トークンの E メール/UPN(ユーザープリンシパル名)が Confluent Cloud 組織に登録されていません。Confluent Cloud 管理者に問い合わせ、ユーザーを Confluent Cloud 組織に招待するよう依頼します。

SSO ログイン失敗 - テナントの不一致

症状

ユーザーは正常に認証され、Confluent Cloud に登録されていますが、Confluent Cloud のサインアップ時に使用した Azure AD テナントに属していません。

../_images/tenant-mismatch.png
解決策
Confluent Cloud 管理者に問い合わせ、Confluent Cloud 組織のサインアップ時に使用した Azure AD テナントにユーザーを追加するよう依頼します。

1 つのリージョンの Azure リソースを起動できない

症状
Azure ポータルの UI に、特定の Azure リージョンのリソースを起動できないというメッセージが表示される。
解決策
Azure ポータルで、使用するリージョンでのリソースのプロビジョニングを許可するポリシーが設定されていることを確認します。

アカウントをリンクできない

症状
従量課金制アカウントをリンクしようとすると、"Account cannot be linked, code 9201" というメッセージが表示されて失敗する。
解決策
Confluent Cloud の従量課金制アカウントを、Azure Marketplace の使用量ベースのコミットメントのアカウント にリンクしようとしていることを確認してください。Confluent の Pay As You Go アカウントを Azure Marketplace の Pay As You Go アカウントにリンクすることはサポートされていません。