重要

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Azure Event Hubs Source Connector for Confluent Cloud

注釈

Confluent Platform 用にコネクターをローカルにインストールする場合は、「Azure Event Hubs Source Connector for Confluent Platform」を参照してください。

Kafka Connect Azure Event Hubs Source Connector for Confluent Cloud を使用すると、Azure Event Hubs のデータをポーリングして、そのデータを Apache Kafka® トピックに保存することができます。Azure Event Hubs の詳細については、Azure Event Hubs のドキュメント を参照してください。このコネクターはサブスクリプションを介して Azure Event Hubs からレコードをフェッチします。

機能

Azure Event Hubs Source Connector には、以下の機能があります。

  • トピックの自動作成: このコネクターは Kafka トピックを自動的に作成できます。
  • 厳選された構成プロパティ:
    • azure.eventhubs.partition.starting.position
    • azure.eventhubs.consumer.group
    • azure.eventhubs.transport.type
    • azure.eventhubs.offset.type
    • max.events (デフォルトは 50 です。最大イベント数は 499 です)

Connect 用の Confluent Cloud API の使用に関する詳細とサンプルについては、「Confluent Cloud API for Connect」セクションを参照してください。

制限

以下の情報を確認してください。

クイックスタート

このクイックスタートを使用して、Confluent Cloud Azure Event Hubs Source Connector の利用を開始することができます。

前提条件
  • アマゾンウェブサービス (AWS)、Microsoft Azure (Azure)、または Google Cloud Platform (GCP)上の Confluent Cloud クラスターへのアクセスを許可されていること。
  • コネクターを作成する前に、トピックが 1 つ以上存在している必要があります。
  • Confluent CLI がインストールされ、クラスター用に構成されていること。「Confluent CLI のインストール」を参照してください。
  • 既存の Event Hubs 名前空間、イベントハブ、およびコンシューマーグループがある Azure アカウント。
  • ポリシー名とキーを構成した Azure Event Hubs 共有アクセスポリシー。
  • Kafka クラスターの認証情報。次のいずれかの方法で認証情報を指定できます。
    • 既存の サービスアカウント のリソース ID を入力する。
    • コネクター用の Confluent Cloud サービスアカウント を作成します。「サービスアカウント」のドキュメントで、必要な ACL エントリを確認してください。一部のコネクターには固有の ACL 要件があります。
    • Confluent Cloud の API キーとシークレットを作成する。キーとシークレットを作成するには、confluent api-key create を使用するか、コネクターのセットアップ時に Cloud Console で直接 API キーとシークレットを自動生成します。

Confluent Cloud Console の使用

ステップ 1: Confluent Cloud クラスターを起動します。

インストール手順については、「Quick Start for Confluent Cloud」を参照してください。

ステップ 2: コネクターを追加します。

左のナビゲーションメニューの Data integration をクリックし、Connectors をクリックします。クラスター内に既にコネクターがある場合は、+ Add connector をクリックします。

ステップ 3: コネクターを選択します。

Click the Azure Event Hubs Source connector card.

Azure Event Hubs Source Connector Card

Step 4: Enter the connector details.

注釈

  • すべての 前提条件 を満たしていることを確認してください。
  • アスタリスク( * )は必須項目であることを示しています。

At the Add Azure Event Hubs Source Connector screen, complete the following:

Select the topic you want to send data to from the Topics list. To create a new topic, click +Add new topic.

Step 5: Check the Kafka topic.

コネクターが実行中になったら、メッセージが Kafka トピックに取り込まれていることを確認します。

Connect 用の Confluent Cloud API の使用に関する詳細とサンプルについては、「Confluent Cloud API for Connect」セクションを参照してください。

参考

フルマネージド型の Confluent Cloud コネクターが Confluent Cloud ksqlDB でどのように動作するかを示す例については、「Cloud ETL のデモ」を参照してください。この例では、Confluent CLI を使用して Confluent Cloud のリソースを管理する方法についても説明しています。

../_images/topology.ja.png

Confluent CLI を使用する場合

以下の手順に従うと、Confluent CLI を使用してコネクターをセットアップし、実行できます。

重要

  • すべての 前提条件 を満たしていることを確認してください。

  • コマンド例では Confluent CLI バージョン 2 を使用しています。詳細については、「Confluent CLI v2 への移行」を参照してください。

  • このコネクターを作成して起動する前に、トピック名を作成しておく必要があります。Confluent CLI を使用してトピックを作成するには、以下のコマンドを使用します。

    confluent kafka topic create <topic-name>
    

ステップ 1: 使用可能なコネクターをリスト表示します。

以下のコマンドを入力して、使用可能なコネクターをリスト表示します。

confluent connect plugin list

ステップ 2: コネクターの必須の構成プロパティを表示します。

以下のコマンドを実行して、コネクターの必須プロパティを表示します。

confluent connect plugin describe <connector-catalog-name>

例:

confluent connect plugin describe AzureEventHubsSource

出力例:

Following are the required configs:
connector.class: AzureEventHubsSource
name
kafka.auth.mode
kafka.api.key
kafka.api.secret
azure.eventhubs.sas.keyname
azure.eventhubs.sas.key
azure.eventhubs.namespace
azure.eventhubs.hub.name
kafka.topic
tasks.max

ステップ 3: コネクターの構成ファイルを作成します。

コネクター構成プロパティを含む JSON ファイルを作成します。以下の例は、コネクターの必須プロパティとオプションのプロパティを示しています。

{
    "connector.class": "AzureEventHubsSource",
    "name": "azure-eventhubs-source",
    "kafka.auth.mode": "KAFKA_API_KEY",
    "kafka.api.key": "<my-kafka-api-key>",
    "kafka.api.secret": "<my-kafka-api-secret>",
    "azure.eventhubs.sas.keyname": "<-my-shared-access-policy name->",
    "azure.eventhubs.sas.key": "<my-shared-access-key>",
    "azure.eventhubs.namespace": "<my-eventhubs-namespace>",
    "azure.eventhubs.hub.name": "<my-eventhub-name>",
    "azure.eventhubs.consumer.group": "<my-eventhub-consumer-group>",
    "kafka.topic": "<my-topic-name>",
    "azure.eventhubs.partition.starting.position": "START_OF_STREAM",
    "azure.eventhubs.transport.type": "AMQP",
    "azure.eventhubs.offset.type": "OFFSET",
    "max.events": "50",
    "tasks.max": "1"
  }

以下のプロパティ定義に注意してください。

  • "name": 新しいコネクターの名前を設定します。
  • "connector.class": コネクターのプラグイン名を指定します。
  • "kafka.auth.mode": 使用するコネクターの認証モードを指定します。オプションは SERVICE_ACCOUNT または KAFKA_API_KEY (デフォルト)です。API キーとシークレットを使用するには、構成プロパティ kafka.api.keykafka.api.secret を構成例(前述)のように指定します。サービスアカウント を使用するには、プロパティ kafka.service.account.id=<service-account-resource-ID>リソース ID を指定します。使用できるサービスアカウントのリソース ID のリストを表示するには、次のコマンドを使用します。

    confluent iam service-account list
    

    例:

    confluent iam service-account list
    
       Id     | Resource ID |       Name        |    Description
    +---------+-------------+-------------------+-------------------
       123456 | sa-l1r23m   | sa-1              | Service account 1
       789101 | sa-l4d56p   | sa-2              | Service account 2
    
  • "azure.eventhubs.partition.starting.position":(オプション)オフセットが保管されていないためにリセットが発生した場合に使用するイベントハブの開始位置を設定します。値は、START_OF_STREAM または END_OF_STREAM です。プロパティを入力しない場合は、START_OF_STREAM がデフォルトとして構成されます。

    注釈

    The Azure Event Hub Source connector uses x-opt-kafka-key key-value pair as the partition key when the Azure SDK EventData.PartitionKey property is null and when the x-opt-kafka-key is present.

  • "azure.eventhubs.transport.type":(オプション)|az| Event Hubs との通信に使用するトランスポートの種類を設定します。値は、AMQP または AMQP_WEB_SOCKETS です。AMQP(over TCP)ではポート 5671 が使用されます。AMQP over Web Sockets ではポート 443 が使用されます。プロパティを入力しない場合は、AMQP がデフォルトとして構成されます。

  • "azure.eventhubs.offset.type":(オプション)イベントの追跡に使用するオフセットの種類を設定します。値は、OFFSET (イベントを表す Azure Event Hubs オフセット)または SEQ_NUM (イベントのシーケンス番号)です。プロパティを入力しない場合、OFFSET がデフォルトとして構成されます。

  • "max.events":(オプション)ポーリング時にイベントハブのパーティションから読み込むイベントの最大数。プロパティを入力しない場合は、50 がデフォルトとして構成されます。イベントの最大数は 499 です。

Single Message Transforms: See the Single Message Transforms (SMT) documentation for details about adding SMTs. See サポートされない変換 for a list of SMTs that are not supported with this connector.

すべてのプロパティの値と定義については、「構成プロパティ」を参照してください。

ステップ 4: プロパティファイルを読み込み、コネクターを作成します。

以下のコマンドを入力して、構成を読み込み、コネクターを起動します。

confluent connect create --config <file-name>.json

例:

confluent connect create --config az-event-hubs.json

出力例:

Created connector azure-eventhubs-source lcc-ix4dl

ステップ 5: コネクターのステータスを確認します。

以下のコマンドを入力して、コネクターのステータスを確認します。

confluent connect list

出力例:

ID          |           Name           | Status  |  Type
+-----------+--------------------------+---------+--------+
lcc-ix4dl   | azure-eventhubs-source   | RUNNING | source

ステップ 6: Kafka トピックを確認します。

コネクターが実行中になったら、メッセージが Kafka トピックに取り込まれていることを確認します。

Connect 用の Confluent Cloud API の使用に関する詳細とサンプルについては、「Confluent Cloud API for Connect」セクションを参照してください。

構成プロパティ

このコネクターでは、以下のコネクター構成プロパティを使用します。

データへの接続方法(How should we connect to your data?)

name

コネクターの名前を設定します。

  • 型: string
  • 指定可能な値: 最大 64 文字の文字列
  • 重要度: 高

Kafka クラスターの認証情報(Kafka Cluster credentials)

kafka.auth.mode

Kafka の認証モード。KAFKA_API_KEY または SERVICE_ACCOUNT を指定できます。デフォルトは KAFKA_API_KEY モードです。

  • 型: string
  • デフォルト: KAFKA_API_KEY
  • 指定可能な値: KAFKA_API_KEY、SERVICE_ACCOUNT
  • 重要度: 高
kafka.api.key
  • 型: password
  • 重要度: 高
kafka.service.account.id

Kafka クラスターとの通信用の API キーを生成するために使用されるサービスアカウント。

  • 型: string
  • 重要度: 高
kafka.api.secret
  • 型: password
  • 重要度: 高

データの送信先トピック(Which topic do you want to send data to?)

kafka.topic

データの書き込み先トピック名を指定します。

  • 型: string
  • 重要度: 高

イベントハブへの接続方法(How should we connect to your Event Hub?)

azure.eventhubs.sas.keyname

アクセス認証に使用する共有アクセスポリシー名。

  • 型: string
  • 重要度: 高
azure.eventhubs.sas.key

アクセス認証に使用する共有アクセスキー。

  • 型: password
  • 重要度: 高
azure.eventhubs.namespace

接続先イベントハブの名前空間。

  • 型: string
  • 重要度: 高
azure.eventhubs.hub.name

読み取り元イベントハブ。

  • 型: string
  • 重要度: 高
azure.eventhubs.consumer.group

読み取り元のコンシューマーグループを指定します。

  • 型: string
  • デフォルト: $Default
  • 重要度: 低

接続の詳細(Connection details)

azure.eventhubs.partition.starting.position

オフセットが保管されていない場合のデフォルトのリセット位置。

  • 型: string
  • デフォルト: START_OF_STREAM
  • 重要度: 中
azure.eventhubs.transport.type

イベントハブの通信用トランスポートの種類。

  • 型: string
  • デフォルト: AMQP
  • 重要度: 低
azure.eventhubs.offset.type

イベントの追跡に使用するオフセットの種類

  • 型: string
  • デフォルト: OFFSET
  • 重要度: 中
max.events

イベントハブのパーティションをポーリングするときに読み取るイベントの最大数。

  • 型: int
  • デフォルト: 50
  • 指定可能な値: [1、…、500]
  • 重要度: 低

このコネクターのタスク数(Number of tasks for this connector)

tasks.max
  • 型: int
  • 指定可能な値: [1、…]
  • 重要度: 高

次のステップ

参考

フルマネージド型の Confluent Cloud コネクターが Confluent Cloud ksqlDB でどのように動作するかを示す例については、「Cloud ETL のデモ」を参照してください。この例では、Confluent CLI を使用して Confluent Cloud のリソースを管理する方法についても説明しています。

../_images/topology.ja.png