重要

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Amazon CloudWatch Logs Source Connector for Confluent Cloud

注釈

Confluent Platform 用にコネクターをローカルにインストールする場合は、「Amazon CloudWatch Logs Source Connector for Confluent Platform」を参照してください。

Amazon CloudWatch Logs からデータをインポートし、それを Apache Kafka® のトピックに書き込むには、 Kafka Connect CloudWatch Logs Source Connector for Confluent Cloud を使用します。このコネクターは、単一のロググループからデータを取得し、ログストリームごとに 1 つのトピックに書き込むことができます。各ログストリームのトピック名をカスタマイズするために、Kafka のトピックフォーマットの構成プロパティ(CLI プロパティ kafka.topic.format)を使用できます。

このコネクターは、すべてのデータのインポートをサポートする 1 つのタスクから開始して、ログストリームごとに 1 つのタスクを設定するレベルまで拡張できます。ログストリームごとに 1 つのタスクにすると、Amazon がサポートする最大ログストリーム数(100,000 ログ/秒または 10 MB/秒)にまでパフォーマンスを引き上げることができます。

機能

Amazon CloudWatch Logs Source Connector には、以下の機能があります。

  • 少なくとも 1 回のデリバリー: コネクターによって、レコードが Kafka のトピックに少なくとも 1 回は配信されることが保証されます。
  • 複数のタスクのサポート: このコネクターは、1 つまたは複数のタスクの実行をサポートしています。タスクが多いほどパフォーマンスが向上する可能性があります。このコネクターは、すべてのデータのインポートをサポートする 1 つのタスクから開始して、ログストリームごとに 1 つのタスクを設定するレベルまで拡張できます。ログストリームごとに 1 つのタスクにすると、Amazon がサポートする最大ログストリーム数(100,000 ログ/秒または 10 MB/秒)にまでパフォーマンスを引き上げることができます。
  • トピックフォーマットのカスタマイズ: このコネクターは、単一のロググループからデータを取得し、ログストリームごとに 1 つのトピックに書き込むことができます。各ログストリームのトピック名をカスタマイズするために、Kafka のトピックフォーマットの構成プロパティ(CLI プロパティ kafka.topic.format)を使用できます。
  • サポートされるデータフォーマット: このコネクターは、Avro、JSON スキーマ(JSON-SR)、および JSON(スキーマレス)出力フォーマットをサポートします。スキーマレジストリ ベースのフォーマット(Avro、JSON スキーマなど)を使用するには、Schema Registry を有効にしておく必要があります。詳細については、「スキーマレジストリ Enabled Environments」を参照してください。

Connect 用の Confluent Cloud API の使用に関する詳細とサンプルについては、「Confluent Cloud API for Connect」セクションを参照してください。

制限

以下の情報を確認してください。

クイックスタート

このクイックスタートを使用して、Confluent Cloud Amazon CloudWatch Logs Source Connector の利用を開始することができます。このクイックスタートでは、コネクターを選択し、イベントをストリーミングするようにコネクターを構成するための基本的な方法について説明します。

前提条件

Confluent Cloud Console の使用

ステップ 1: Confluent Cloud クラスターを起動します。

インストール手順については、「Quick Start for Confluent Cloud」を参照してください。

ステップ 2: コネクターを追加します。

左のナビゲーションメニューの Data integration をクリックし、Connectors をクリックします。クラスター内に既にコネクターがある場合は、+ Add connector をクリックします。

ステップ 3: コネクターを選択します。

Click the Amazon CloudWatch Logs connector card.

Amazon CloudWatch Logs Source Connector Card

Step 4: Enter the connector details.

注釈

  • すべての 前提条件 を満たしていることを確認してください。
  • アスタリスク ( * ) は必須項目であることを示しています。

At the Add CloudWatch Logs Source Connector screen, complete the following:

  1. Select the way you want to provide Kafka Cluster credentials. You can choose one of the following options:
    • Global Access: Allows your connector to access everything you have access to. With global access, connector access will be linked to your account. This option is not recommended for production.
    • Granular access: Limits the access for your connector. You will be able to manage connector access through a service account. This option is recommended for production.
    • Use an existing API key: Allows you to enter an API key and secret part you have stored. You can enter an API key and secret (or generate these in the Cloud Console).
  2. Click Continue.

Step 5: Check for records.

レコードが Kafka のトピックに生成されていることを確認します。

Connect 用の Confluent Cloud API の使用に関する詳細とサンプルについては、「Confluent Cloud API for Connect」セクションを参照してください。

Confluent CLI の使用

以下の手順に従うと、Confluent CLI を使用してコネクターをセットアップし、実行できます。

注釈

ステップ 1: 使用可能なコネクターをリスト表示します。

以下のコマンドを入力して、使用可能なコネクターをリスト表示します。

confluent connect plugin list

ステップ 2: コネクターの必須の構成プロパティを表示します。

以下のコマンドを実行して、コネクターの必須プロパティを表示します。

confluent connect plugin describe <connector-catalog-name>

例:

confluent connect plugin describe CloudWatchLogsSource

出力例:

Following are the required configs:
connector.class: CloudWatchLogsSource
name
kafka.auth.mode
kafka.api.key
kafka.api.secret
output.data.format
aws.access.key.id
aws.secret.access.key
aws.cloudwatch.logs.url
aws.cloudwatch.log.group
tasks.max

ステップ 3: コネクターの構成ファイルを作成します。

コネクター構成プロパティを含む JSON ファイルを作成します。以下の入力例は、典型的なコネクター構成を示しています。起動時に、コネクターは、ロググループ cloudwatch-group のログストリーム stream-1 および stream-2 からのデータを消費します。それにより、データを Kafka のトピック logs.cloudwatch-group.stream-1 および logs.cloudwatch-group.stream-2 に生成します。

{
  "name": "CloudWatchLogsSourceConnector_0",
  "config": {
    "connector.class": "CloudWatchLogsSource",
    "name": "CloudWatchLogsSourceConnector_0",
    "kafka.auth.mode": "KAFKA_API_KEY",
    "kafka.api.key": "<my-kafka-api-key>",
    "kafka.api.secret": "<my-kafka-api-secret>",
    "kafka.topic.format": "logs.${log-group}.${log-stream}",
    "output.data.format": "JSON",
    "aws.access.key.id": "<INSERT AWS API KEY>",
    "aws.secret.access.key": "<INSERT AWS API SECRET>",
    "aws.cloudwatch.logs.url": "https://logs.us-east-1.amazonaws.com",
    "aws.cloudwatch.log.group": "cloudwatch-group",
    "aws.cloudwatch.log.streams": "stream-1, stream-2",
    "aws.poll.interval.ms": "1500",
    "tasks.max": "1"
  }
}

以下のプロパティ定義に注意してください。

  • "connector.class": コネクターのプラグイン名を指定します。
  • "name": 新しいコネクターの名前を設定します。
  • "kafka.auth.mode": 使用するコネクターの認証モードを指定します。オプションは SERVICE_ACCOUNT または KAFKA_API_KEY (デフォルト)です。API キーとシークレットを使用するには、構成プロパティ kafka.api.keykafka.api.secret を構成例(前述)のように指定します。サービスアカウント を使用するには、プロパティ kafka.service.account.id=<service-account-resource-ID>リソース ID を指定します。使用できるサービスアカウントのリソース ID のリストを表示するには、次のコマンドを使用します。

    confluent iam service-account list
    

    例:

    confluent iam service-account list
    
       Id     | Resource ID |       Name        |    Description
    +---------+-------------+-------------------+-------------------
       123456 | sa-l1r23m   | sa-1              | Service account 1
       789101 | sa-l4d56p   | sa-2              | Service account 2
    
  • "kafka.topic.format": Kafka トピックの名前の生成に使用されるトピックフォーマット。このフォーマット文字列には、元のロググループ名およびログストリーム名を表すプレースホルダーとして ${log-group} および ${log-stream} を含めることができます。たとえば、ロググループ log-group-1 およびログストリーム log-stream-1 の場合、confluent.${log-group}.${log-stream} は、トピック名 confluent.log-group-1.log-stream-1 にマップされます。

  • "output.data.format": 出力データフォーマット( Kafka トピックに送られるデータ)として、AVRO、JSON_SR(JSON スキーマ)、または JSON(スキーマレス)を入力します。スキーマレジストリ ベースのフォーマット(Avro、JSON_SR など)を使用するには、Schema Registry を有効にしておく必要があります。詳細については、「スキーマレジストリ Enabled Environments」を参照してください。

  • "aws.access.key.id" および "aws.secret.access.key": AWS のアクセスキー ID とシークレットを入力します。これらのセットアップ方法については、「プログラムによるアクセス」を参照してください。

  • "aws.cloudwatch.logs.url": https://logs.us-east-1.amazonaws.com のように入力します。詳細については、『Amazon CloudWatch Logs エンドポイントとクォータ』を参照してください。

  • "aws.cloudwatch.log.group": ログストリームが含まれている Amazon CloudWatch 上のロググループの名前。

  • "aws.cloudwatch.log.streams": ログレコードをトラッキングする Amazon CloudWatch 上のログストリームのリスト。このプロパティを使用しない場合は、ロググループ内のすべてのログストリームがトラッキングされます。

  • "aws.poll.interval.ms": 更新のために行うエンドポイントのポーリング間にコネクターが待機する時間(ミリ秒)。デフォルト値は 1000 ミリ秒(1 秒)です。

  • "tasks.max": このコネクターで使用する タスク の数を入力します。コネクターは、1 つまたは複数のタスクの実行をサポートしています。このコネクターは、すべてのデータのインポートをサポートする 1 つのタスクから開始して、ログストリームごとに 1 つのタスクを設定するレベルまで拡張できます。ログストリームごとに 1 つのタスクにすると、Amazon がサポートする最大ログストリーム数(100,000 ログ/秒または 10 MB/秒)にまでパフォーマンスを引き上げることができます。

Single Message Transforms: CLI を使用する SMT の追加の詳細については、Single Message Transforms(SMT) のドキュメントを参照してください。

すべてのプロパティの値と説明については、「構成プロパティ」を参照してください。

ステップ 4: プロパティファイルを読み込み、コネクターを作成します。

以下のコマンドを入力して、構成を読み込み、コネクターを起動します。

confluent connect create --config <file-name>.json

例:

confluent connect create --config cloudwatch-logs-source-config.json

出力例:

Created connector CloudWatchLogsSourceConnector_0 lcc-do6vzd

ステップ 5: コネクターのステータスを確認します。

以下のコマンドを入力して、コネクターのステータスを確認します。

confluent connect list

出力例:

ID           |             Name                 | Status  | Type  | Trace
+------------+-----------------------------   --+---------+--------+-------+
lcc-do6vzd   | CloudWatchLogsSourceConnector_0  | RUNNING | source |       |

ステップ 6: レコードを確認します。

レコードが Kafka のトピック logs.cloudwatch-group.stream-1 および logs.cloudwatch-group.stream-2 に生成されていることを確認します。

Connect 用の Confluent Cloud API の使用に関する詳細とサンプルについては、「Confluent Cloud API for Connect」セクションを参照してください。

構成プロパティ

このコネクターでは、以下のコネクター構成プロパティを使用します。

データへの接続方法(How should we connect to your data?)

name

コネクターの名前を設定します。

  • 型: string
  • 指定可能な値: 最大 64 文字の文字列
  • 重要度: 高

Kafka クラスターの認証情報(Kafka Cluster credentials)

kafka.auth.mode

Kafka の認証モード。KAFKA_API_KEY または SERVICE_ACCOUNT を指定できます。デフォルトは KAFKA_API_KEY モードです。

  • 型: string
  • デフォルト: KAFKA_API_KEY
  • 指定可能な値: KAFKA_API_KEY、SERVICE_ACCOUNT
  • 重要度: 高
kafka.api.key
  • 型: password
  • 重要度: 高
kafka.service.account.id

Kafka クラスターとの通信用の API キーを生成するために使用されるサービスアカウント。

  • 型: string
  • 重要度: 高
kafka.api.secret
  • 型: password
  • 重要度: 高

トピック名の定義方法(How do you want to define topic names?)

kafka.topic.format

データのパブリッシュ先である Apache Kafka® のトピックの名前の生成に使用されるトピック用フォーマット。このフォーマット文字列には、元のロググループ名およびログストリーム名を表すプレースホルダーとして ${log-group} および ${log-stream} を含めることができます。

  • 型: string
  • デフォルト: ${log-group}.${log-stream}
  • 重要度: 高

出力メッセージ(Output messages)

output.data.format

Kafka 出力レコード値のフォーマットを設定します。指定可能なエントリは、AVRO、JSON_SR、または JSON です。スキーマベースのメッセージフォーマット(AVRO、JSON_SR など)を使用する場合は、Confluent Cloud Schema Registry を構成しておく必要がある点に注意してください。

  • 型: string
  • 重要度: 高

AWS 認証情報(AWS Credentials)

aws.access.key.id

Amazon CloudWatch への接続に使用される Amazon アクセスキー。

  • 型: password
  • 重要度: 高
aws.secret.access.key

Amazon CloudWatch への接続に使用される Amazon シークレットキー。

  • 型: password
  • 重要度: 高

Amazon CloudWatch Logs への接続方法(How should we connect to Amazon CloudWatch Logs?)

aws.cloudwatch.logs.url

ログを取得するために Amazon CloudWatch に接続するエンドポイントとして使用する URL。たとえば、https://logs.us-east-1.amazonaws.com とします。

  • 型: string
  • 重要度: 高

CloudWatch Logs の詳細

aws.cloudwatch.log.group

必要なログストリームを含める Amazon CloudWatch のロググループの名前。

  • 型: string
  • 重要度: 高
aws.cloudwatch.log.streams

必要なログレコードを送信する Amazon CloudWatch のログストリームのリスト。このフィールドを空にすると、ロググループ内のすべてのログストリームがトラッキングされます。

  • 型: list
  • 重要度: 高
aws.poll.interval.ms

Amazon CloudWatch エンドポイントに対する 2 回の連続ポーリングの間に待機する時間(ミリ秒)。

  • 型: int
  • デフォルト: 1000(1 秒)
  • 指定可能な値: [0,...]
  • 重要度: 高

このコネクターのタスク数(Number of tasks for this connector)

tasks.max
  • 型: int
  • 指定可能な値: [1,...]
  • 重要度: 高

次のステップ

参考

フルマネージド型の Confluent Cloud コネクターが Confluent Cloud ksqlDB でどのように動作するかを示す例については、「Cloud ETL のデモ」を参照してください。この例では、Confluent CLI を使用して Confluent Cloud のリソースを管理する方法についても説明しています。

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