重要
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PostgreSQL Sink(JDBC)Connector for Confluent Cloud¶
注釈
Confluent Platform 用にコネクターをローカルにインストールする場合は、「JDBC Connector(Source および Sink)for Confluent Platform」を参照してください。
Kafka Connect PostgreSQL Sink Connector for Confluent Cloud を使用すると、Apache Kafka® トピックのデータを PostgreSQL データベースに移動できます。このコネクターは、Kafka のトピックのデータを、指定された PostgreSQL データベースのテーブルに書き込みます。テーブルの自動作成および制限付きの自動進化がサポートされます。
機能¶
PostgreSQL Sink Connector には、以下の機能があります。
- べき等性のある書き込み: デフォルトの
insert.mode
は INSERT です。UPSERT として構成されている場合、コネクターはプレーンな insert ステートメントではなく upsert セマンティクスを使用します。upsert セマンティクスでは、プライマリキーの制約違反がある場合にアトミックに新しい行を追加したり既存の行をアップデートしたりします。これにより、べき等性が確保されます。 - SSL のサポート: 一方向 SSL をサポートします。
- スキーマ: このコネクターは、Avro、JSON スキーマ、および Protobuf 入力 値 フォーマットをサポートします。このコネクターは、Avro、JSON スキーマ、Protobuf、および String の入力 キー フォーマットをサポートします。スキーマレジストリ ベースのフォーマットを使用するには、Schema Registry を有効にしておく必要があります。
- プライマリキーのサポート: サポートされる PK モード は、
kafka
、none
、record_key
、およびrecord_value
です。PK Fields プロパティと組み合わせて使用します。 - テーブルおよび列の自動作成:
auto.create
およびauto-evolve
がサポートされます。テーブルまたは列がない場合に、自動的に作成することができます。テーブル名は Kafka トピック名に基づいて作成されます。詳細については、「データ名と Kafka トピック名」を参照してください。 - 少なくとも 1 回のデリバリー: コネクターによって、Kafka のトピックからのレコードが少なくとも 1 回は配信されることが保証されます。
- 複数のタスクのサポート: 1 つまたは複数のタスクの実行をサポートしています。タスクが多いほどパフォーマンスが向上する可能性があります。
- PostgreSQL JSON and JSONB: The connector supports sinking to PostgreSQL tables containing data stored as JSON or JSONB (JSON binary format). JSON or JSONB should be stored as STRING type in Kafka and matching columns should be defined as JSON or JSONB in PostgreSQL.
Connect 用の Confluent Cloud API の使用に関する詳細とサンプルについては、「Confluent Cloud API for Connect」セクションを参照してください。
制限¶
以下の情報を確認してください。
- コネクターの制限事項については、PostgreSQL Sink Connector の制限事項を参照してください。
- 1 つ以上の Single Message Transforms(SMT)を使用する場合は、「SMT の制限」を参照してください。
- Confluent Cloud Schema Registry を使用する場合は、「スキーマレジストリ Enabled Environments」を参照してください。
データ名と Kafka トピック名¶
コネクターを構成することで、table.name.format
の値と Kafka トピック名を組み合わせることができます。結果の結合値(テーブル名)が、使用中のデータベースバージョンで許可される識別子の最大長を超える場合は、許可される識別子の長さになるように、値がコネクターによって切り詰められます。
たとえば PostgreSQL 14 では、識別子の長さのデフォルト設定として、63 バイトが使用されています。table.name.format
と Kafka トピック名に使用されている値が 63 文字を超える場合、結合された名前の先頭 63 文字のみが使用されます。
このため、コネクターの実行に使用する Kafka トピック名とテーブル名は、あまり長くしないでください。テーブル名が切り詰められた場合に、別のアップストリームトピックからコネクターがレコードを受信すると、切り詰めが行われた後、同じテーブル名にレコードがマッピングされます。これにより、テーブル名の重複による競合が生じます。
注釈
コネクターによるこの動作は、DDL(テーブルの作成と進化)と DML(挿入、アップサート、削除)の両方で、データベースとのやり取りに適用されることが考えられます。
クイックスタート¶
このクイックスタートを使用して、Confluent Cloud PostgreSQL Sink Connector の利用を開始することができます。このクイックスタートでは、コネクターを選択し、PostgreSQL データベースにイベントをストリームするようにコネクターを構成するための基本的な方法について説明します。
- 前提条件
- アマゾンウェブサービス (AWS)、Microsoft Azure (Azure)、または Google Cloud Platform (GCP)上の Confluent Cloud クラスターへのアクセスを許可されていること。
- PostgreSQL データベースへのアクセスを許可されていること。
- データベースと Kafka クラスターは同じリージョンに存在している必要があります。別のリージョンを使用する場合、追加のデータ転送料金が発生する可能性があることに注意してください。
- ネットワークに関する考慮事項については、「Networking and DNS Considerations」を参照してください。静的なエグレス IP を使用する方法については、「静的なエグレス IP アドレス」を参照してください。
- Confluent CLI がインストールされ、クラスター用に構成されていること。「Confluent CLI のインストール」を参照してください。
- スキーマレジストリ ベースのフォーマット(Avro、JSON_SR(JSON スキーマ)、Protobuf など)を使用するには、Schema Registry を有効にしておく必要があります。詳細については、「スキーマレジストリ Enabled Environments」を参照してください。
- Kafka クラスターの認証情報。次のいずれかの方法で認証情報を指定できます。
- 既存の サービスアカウント のリソース ID を入力する。
- コネクター用の Confluent Cloud サービスアカウント を作成します。「サービスアカウント」のドキュメントで、必要な ACL エントリを確認してください。一部のコネクターには固有の ACL 要件があります。
- Confluent Cloud の API キーとシークレットを作成する。キーとシークレットを作成するには、confluent api-key create を使用するか、コネクターのセットアップ時に Cloud Console で直接 API キーとシークレットを自動生成します。
Confluent Cloud Console の使用¶
ステップ 1: Confluent Cloud クラスターを起動します。¶
インストール手順については、「Quick Start for Confluent Cloud」を参照してください。
ステップ 2: コネクターを追加します。¶
左のナビゲーションメニューの Data integration をクリックし、Connectors をクリックします。クラスター内に既にコネクターがある場合は、+ Add connector をクリックします。
ステップ 4: コネクターの詳細情報を入力します。¶
注釈
- すべての 前提条件 を満たしていることを確認してください。
- アスタリスク ( * ) は必須項目であることを示しています。
Add PostgreSQL Sink Connector 画面で、以下を実行します。
既に Kafka トピックを用意している場合は、Topics リストから接続するトピックを選択します。
新しいトピックを作成するには、+Add new topic をクリックします。
- Kafka Cluster credentials で Kafka クラスターの認証情報の指定方法を選択します。以下のいずれかのオプションを選択できます。
- Global Access: コネクターは、ユーザーがアクセス権限を持つすべての対象にアクセスできます。グローバルアクセスの場合、コネクターのアクセス権限は、ユーザーのアカウントにリンクされます。このオプションは本稼働環境では推奨されません。
- Granular access: コネクターのアクセスが制限されます。コネクターのアクセス権限は サービスアカウント から制御できます。本稼働環境にはこのオプションをお勧めします。
- Use an existing API key: 保存済みの API キーおよびシークレット部分を入力できます。API キーとシークレットを入力するか Cloud Console でこれらを生成することもできます。
- Continue をクリックします。
- PostgreSQL データベース接続の詳細情報を入力します。
- Connection host: JDBC 接続ホスト。
- Connection port: JDBC 接続ポート。
- Connection user: JDBC 接続ユーザー。
- Connection password: JDBC 接続パスワード。
- Database name: JDBC データベース名。
- SSL mode: データベースへの接続に使用する SSL モード。
- SSL root cert: 証明書の検証に使用するサーバーのルート証明書ファイル。ssl モードとして
verify-ca
またはverify-full
を使用する場合にのみ必要になります。
- Continue をクリックします。
注釈
Cloud Console に表示されない構成プロパティでは、デフォルト値が使用されます。すべてのプロパティの値と定義については、「構成プロパティ」を参照してください。
Input Kafka record value format で、Kafka 入力レコード値のフォーマット(Kafka トピックから送られるデータ)を AVRO、JSON_SR(JSON スキーマ)、または PROTOBUF から選択します。スキーマベースのメッセージフォーマットを使用するには、有効なスキーマが Schema Registry に存在する必要があります。
insert mode で、使用する挿入モードを選択します。
INSERT
: 標準的なINSERT
行関数を使用します。該当する行が既にテーブルに存在する場合は、エラーが発生します。UPSERT
: このモードはINSERT
と似ています。ただし、該当する行が既に存在する場合に、UPSERT
関数は、指定された値で列の値を上書きします。
Show advanced configurations
Auto create table: 送信先テーブルが存在しない場合に、テーブルを自動的に作成するかどうかを指定します。
Auto add columns: 列が存在しない場合に、テーブルに列を自動的に追加するかどうかを指定します。
Database timezone: コネクターで時間ベースの基準を使用してクエリを実行する場合に使用する JDBC タイムゾーンの名前。デフォルト値は
UTC
です。Table name format: 送信先テーブルの名前のフォーマット文字列。元のトピック名を表すプレースホルダーとして
${topic}
を含めることができます。Table types: シンクコネクターが書き込むことができるデータベーステーブルのタイプのコンマ区切りのリスト。
Fields included: レコード値フィールド名のコンマ区切りリスト。空の場合は、レコード値からすべてのフィールドが使用されます。
PK mode: プライマリキーモード。
PK Fields: プライマリキーのフィールド名をコンマ区切りにしたリスト。
When to quote SQL identifiers: SQL ステートメントでテーブル名、列名、その他の識別子をいつクォートするかを指定します。
Max rows per batch: 新しいデータのポーリング時に単一のバッチに含める行の最大数。この設定を使用して、コネクターの内部にバッファリングするデータの量を制限できます。
Input Kafka record key format: Kafka 入力レコードキーのフォーマットを設定します。
pk.mode=record_key
を使用する場合は、ここに適切なフォーマットを設定する必要があります。指定可能なエントリは、AVRO、JSON_SR、PROTOBUF、STRING です。スキーマベースのメッセージフォーマット(AVRO、JSON_SR、PROTOBUF など)を使用する場合は、Confluent Cloud スキーマレジストリ を構成しておく必要がある点に注意してください。Delete on null: null レコード値を削除として扱うかどうかを指定します。
pk.mode
をrecord_key
に設定する必要があります。
変換と述語については、Single Message Transforms(SMT) のドキュメントを参照してください。このコネクターでサポートされていない SMT のリストについては、「サポートされない変換」を参照してください。
すべてのプロパティの値と定義については、「構成プロパティ」を参照してください。
Continue をクリックします。
選択するトピックのパーティション数に基づいて、推奨タスク数が表示されます。
- 推奨されたタスク数を変更するには、Tasks フィールドに、コネクターで使用する タスク の数を入力します。
- Continue をクリックします。
接続の詳細情報を確認します。
Launch をクリックします。
コネクターのステータスが Provisioning から Running に変わります。
ステップ 5: PostgreSQL で結果を確認します。¶
新しいレコードが PostgreSQL データベースに追加されていることを確認します。
Connect 用の Confluent Cloud API の使用に関する詳細とサンプルについては、「Confluent Cloud API for Connect」セクションを参照してください。
ちなみに
コネクターを起動すると、デッドレターキューのトピックが自動的に作成されます。詳細については、「Confluent Cloud デッドレターキュー」を参照してください。
参考
フルマネージド型の Confluent Cloud コネクターが Confluent Cloud ksqlDB でどのように動作するかを示す例については、「Cloud ETL のデモ」を参照してください。この例では、Confluent CLI を使用して Confluent Cloud のリソースを管理する方法についても説明しています。
Confluent CLI の使用¶
以下の手順に従うと、Confluent CLI を使用してコネクターをセットアップし、実行できます。
注釈
- すべての 前提条件 を満たしていることを確認してください。
- コマンド例では Confluent CLI バージョン 2 を使用しています。詳細については、「Confluent CLI v2 への移行 <https://docs.confluent.io/confluent-cli/current/migrate.html#cli-migrate>`__」を参照してください。
ステップ 2: コネクターの必須の構成プロパティを表示します。¶
以下のコマンドを入力して、コネクターの必須プロパティを表示します。
confluent connect plugin describe <connector-catalog-name>
例:
confluent connect plugin describe PostgreSQLSink
出力例:
Following are the required configs:
connector.class: PostgresSink
input.data.format
name
kafka.auth.mode
kafka.api.key
kafka.api.secret
connection.host
connection.port
connection.user
connection.password
db.name
tasks.max
topics
ステップ 3: コネクターの構成ファイルを作成します。¶
コネクター構成プロパティを含む JSON ファイルを作成します。以下の例は、コネクターの必須プロパティとオプションのプロパティを示しています。
{
"connector.class": "PostgresSink",
"name": "PostgresSinkConnector_0",
"input.data.format": "AVRO",
"kafka.auth.mode": "KAFKA_API_KEY",
"kafka.api.key": "****************",
"kafka.api.secret": "****************************************************************",
"connection.host": "database-4.<host-id>.us-east-2.rds.amazonaws.com",
"connection.port": "5432",
"connection.user": "postgres",
"connection.password": "**************",
"db.name": "postgres",
"topics": "postgresql_ratings",
"insert.mode": "UPSERT",
"db.timezone": "UTC",
"auto.create": "true",
"auto.evolve": "true",
"pk.mode": "record_value",
"pk.fields": "user_id",
"tasks.max": "1"
}
各プロパティの定義は次のとおりです。その他のプロパティの値と定義については、PostgreSQL Sink の構成プロパティ を参照してください。
"connector.class"
: コネクターのプラグイン名を指定します。"name"
: 新しいコネクターの名前を設定します。
"kafka.auth.mode"
: 使用するコネクターの認証モードを指定します。オプションはSERVICE_ACCOUNT
またはKAFKA_API_KEY
(デフォルト)です。API キーとシークレットを使用するには、構成プロパティkafka.api.key
とkafka.api.secret
を構成例(前述)のように指定します。サービスアカウント を使用するには、プロパティkafka.service.account.id=<service-account-resource-ID>
に リソース ID を指定します。使用できるサービスアカウントのリソース ID のリストを表示するには、次のコマンドを使用します。confluent iam service-account list
例:
confluent iam service-account list Id | Resource ID | Name | Description +---------+-------------+-------------------+------------------- 123456 | sa-l1r23m | sa-1 | Service account 1 789101 | sa-l4d56p | sa-2 | Service account 2
"input.data.format"
: Kafka 入力レコード値のフォーマット(Kafka トピックから送られるデータ)を設定します。指定可能なエントリは、AVRO、JSON_SR (JSON スキーマ)、または PROTOBUF です。スキーマベースのメッセージフォーマットを使用する場合は、Confluent Cloud Schema Registry を構成しておく必要があります。"input.key.format"
: 入力レコードキーフォーマット(Kafka トピックから送られるデータ)を設定します。指定可能なエントリは、AVRO、JSON_SR (JSON スキーマ)、PROTOBUF、または STRING です。スキーマベースのメッセージフォーマットを使用する場合は、Confluent Cloud Schema Registry を構成しておく必要があります。delete.on.null
: null レコード値を削除として扱うかどうかを指定します。デフォルトはfalse
です。pk.mode
をrecord_key
に設定する必要があります。デフォルトはfalse
です。"topics"
: 特定のトピック名を指定するか、複数のトピック名をコンマ区切りにしたリストを指定します。"insert.mode"
: 以下のいずれかのモードを入力します。INSERT
: 標準的なINSERT
行関数を使用します。該当する行が既にテーブルに存在する場合は、エラーが発生します。UPSERT
: このモードはINSERT
と似ています。ただし、該当する行が既に存在する場合に、UPSERT
関数は、指定された値で列の値を上書きします。
db.timezone
: 時間ベースの値を挿入する場合にコネクターで使用するタイムゾーンの名前。デフォルトは UTC です。"auto.create"
(テーブル)および"auto-evolve"
(列):(省略可)入力レコードスキーマに定義されているテーブルまたは列が存在しない場合に、それらを自動的に作成するかどうかを設定します。構成に入力しない場合は、どちらもデフォルトのfalse
になります。auto.create
がtrue
に設定されていれば、コネクターは${topic}
(Kafka トピック名)を使用してテーブル名を作成します。詳細については、「データ名と Kafka トピック名」と、PostgreSQL Sink の構成プロパティ を参照してください。"pk.mode"
: サポートされるモードを以下に示します。kafka
: Kafka の座標をプライマリキーとして使用します。PK Fields とともに使用する必要があります。none
: プライマリキーを使用しません。record_key
: レコードキーのフィールドを使用します。プリミティブ型または構造体のどちらかにすることができます。record_value
: Kafka レコード値からのフィールドが使用されます。構造体型になっている必要があります。
"pk.fields"
: これは、プライマリキーのフィールド名をコンマ区切りにしたリストです。このプロパティの実行時の解釈は、選択したpk.mode
によって異なります。オプションを以下に示します。kafka
: Kafka の座標を表す 3 つの値である必要があります。空にすると、座標__connect_topic__、connect_partition__、connect_offset
がデフォルトとして使用されます。none
: PK フィールドを使用しません。record_key
: 空にすると、キー構造体からすべてのフィールドが使用されます。それ以外の場合、これはプロパティでフィールドを抽出するために使用されます。プリミティブキーの場合は、単一のフィールド名のみが構成されている必要があります。record_value
: レコード値からフィールドを抽出するために使用します。空にすると、値の構造体からすべてのフィールドが使用されます。
"tasks.max"
: このコネクターで実行できるタスクの最大数。タスクについて詳しくは、Confluent Cloud コネクターの制限事項 を参照してください。
Single Message Transforms: CLI を使用する SMT の追加の詳細については、Single Message Transforms(SMT) のドキュメントを参照してください。
すべてのプロパティの値と定義については、「構成プロパティ」を参照してください。
ステップ 4: 構成ファイルを読み込み、コネクターを作成します。¶
以下のコマンドを入力して、構成を読み込み、コネクターを起動します。
confluent connect create --config <file-name>.json
例:
confluent connect create --config postgresql-sink-config.json
出力例:
Created connector PostgresSinkConnector_0 lcc-ix4dl
ステップ 5: コネクターのステータスを確認します。¶
以下のコマンドを入力して、コネクターのステータスを確認します。
confluent connect list
出力例:
ID | Name | Status | Type
+-----------+--------------------------+---------+------+
lcc-ix4dl | PostgresSinkConnector_0 | RUNNING | sink
ステップ 6: PostgreSQL で結果を確認します。¶
新しいレコードが PostgreSQL データベースに追加されていることを確認します。
Connect 用の Confluent Cloud API の使用に関する詳細とサンプルについては、「Confluent Cloud API for Connect」セクションを参照してください。
ちなみに
コネクターを起動すると、デッドレターキューのトピックが自動的に作成されます。詳細については、「Confluent Cloud デッドレターキュー」を参照してください。
構成プロパティ¶
このコネクターでは、以下のコネクター構成プロパティを使用します。
データの取得元とするトピック(Which topics do you want to get data from?)¶
topics
特定のトピック名を指定するか、複数のトピック名をコンマ区切りにしたリストを指定します。
- 型: list
- 重要度: 高
入力メッセージ(Input messages)¶
input.data.format
Kafka 入力レコード値のフォーマットを設定します。指定可能なエントリは、AVRO、JSON_SR、または PROTOBUF です。スキーマベースのメッセージフォーマット(AVRO、JSON_SR、PROTOBUF など)を使用する場合は、Confluent Cloud Schema Registry を構成しておく必要がある点に注意してください。
- 型: string
- 重要度: 高
input.key.format
Kafka 入力レコードキーのフォーマットを設定します。pk.mode=record_key を使用する場合は、ここに適切なフォーマットを設定する必要があります。指定可能なエントリは、AVRO、JSON_SR、PROTOBUF、STRING です。スキーマベースのメッセージフォーマット(AVRO、JSON_SR、PROTOBUF など)を使用する場合は、Confluent Cloud Schema Registry を構成しておく必要がある点に注意してください。
- 型: string
- 重要度: 高
delete.enabled
null レコード値を削除として扱うかどうか。pk.mode を record_key に設定する必要があります。
- 型: boolean
- デフォルト: false
- 重要度: 低
データへの接続方法(How should we connect to your data?)¶
name
コネクターの名前を設定します。
- 型: string
- 指定可能な値: 最大 64 文字の文字列
- 重要度: 高
Kafka クラスターの認証情報(Kafka Cluster credentials)¶
kafka.auth.mode
Kafka の認証モード。KAFKA_API_KEY または SERVICE_ACCOUNT を指定できます。デフォルトは KAFKA_API_KEY モードです。
- 型: string
- デフォルト: KAFKA_API_KEY
- 指定可能な値: KAFKA_API_KEY、SERVICE_ACCOUNT
- 重要度: 高
kafka.api.key
- 型: password
- 重要度: 高
kafka.service.account.id
Kafka クラスターとの通信用の API キーを生成するために使用されるサービスアカウント。
- 型: string
- 重要度: 高
kafka.api.secret
- 型: password
- 重要度: 高
データベースへの接続方法(How should we connect to your database?)¶
connection.host
Depending on the service environment, certain network access limitations may exist. Make sure the connector can reach your service. Do not include jdbc:xxxx:// in the connection hostname property (e.g. database-1.abc234ec2.us-west.rds.amazonaws.com).
- 型: string
- 重要度: 高
connection.port
JDBC 接続ポート。
- 型: int
- 指定可能な値: [0,...,65535]
- 重要度: 高
connection.user
JDBC 接続ユーザー。
- 型: string
- 重要度: 高
connection.password
JDBC 接続パスワード。
- 型: password
- 重要度: 高
db.name
JDBC データベース名。
- 型: string
- 重要度: 高
ssl.mode
データベースへの接続に使用する必要がある SSL モードを指定します。prefer および require では、接続を暗号化できますが、サーバーの証明書の検証は行われません。verify-ca および verify-full では、SSL CA 証明書情報が含まれるファイルを指定する必要があります。サーバーの証明書は検証され、これらの認証機関のうちの 1 つで署名されます。verify-ca では、信頼できる CA によって発行されたサーバー証明書であることが検証されます。verify-full では、信頼できる CA によって発行されたサーバー証明書であること、およびサーバーのホスト名が証明書と一致していることが検証されます。クライアント認証は実行されません。
- 型: string
- デフォルト: prefer
- 重要度: 高
ssl.rootcertfile
証明書の検証に使用するサーバーのルート証明書ファイル。ssl モードとして verify-ca または verify-full を使用する場合にのみ必要になります。
- 型: password
- デフォルト: [hidden]
- 重要度: 低
データベースの詳細(Database details)¶
insert.mode
使用する挿入モード。
- 型: string
- デフォルト: INSERT
- 重要度: 高
table.name.format
送信先テーブルの名前のフォーマット文字列。元のトピック名を表すプレースホルダーとして ${topic} を含めることができます。
たとえば、トピック「orders」の場合、kafka_${topic} はテーブル名「kafka_orders」にマッピングされます。
- 型: string
- デフォルト: ${topic}
- 重要度: 中
table.types
The comma-separated types of database tables to which the sink connector can write. By default this is
TABLE
, but any combination ofTABLE
,PARTITIONED TABLE
andVIEW
is allowed. Not all databases support writing to views, and when they do the sink connector will fail if the view definition does not match the records' schemas (regardless ofauto.evolve
).- 型: list
- デフォルト: TABLE
- 重要度: 低
fields.whitelist
レコード値フィールド名のコンマ区切りのリスト。空の場合は、レコード値のすべてのフィールドが利用されます。リストを設定した場合は、目的のフィールドのフィルター処理に使用されます。
- 型: list
- 重要度: 中
db.timezone
コネクターで時間ベースの基準を使用してクエリを実行する場合に使用する JDBC タイムゾーンの名前。デフォルトは UTC です。
- 型: string
- デフォルト: UTC
- 重要度: 中
プライマリキー(Primary Key)¶
pk.mode
プライマリキーモード。相互作用について pk.fields の説明も参照してください。サポートされるモードを以下に示します。
none: キーを使用しません。
kafka: Apache Kafka® 座標を PK として使用します。
record_value: レコード値のフィールドを使用します。これは構造体である必要があります。
record_key: レコードキーのフィールドを使用します。これは構造体である必要があります。
- 型: string
- 指定可能な値: kafka、none、record_key、record_value
- 重要度: 高
pk.fields
プライマリキーのフィールド名のコンマ区切りのリスト。この構成の実行時の解釈は、pk.mode によって異なります。
none: このモードでは、プライマリキーとして使用されるフィールドはないため、無視されます。kafka: Kafka 座標を表す 3 つの値である必要があります。空の場合はデフォルトで __connect_topic,__connect_partition,__connect_offset になります。
record_value: 空の場合は、値構造体のすべてのフィールドが使用されます。指定されている場合は、目的のフィールドの抽出に使用されます。
- 型: list
- 重要度: 高
SQL/DDL サポート(SQL/DDL Support)¶
auto.create
送信先テーブルが存在しない場合に、テーブルを自動的に作成するかどうかを指定します。
- 型: boolean
- デフォルト: false
- 重要度: 中
auto.evolve
列が存在しない場合に、テーブルに列を自動的に追加するかどうかを指定します。
- 型: boolean
- デフォルト: false
- 重要度: 中
quote.sql.identifiers
SQL ステートメントで、テーブル名、列名、その他の識別子をいつクォートするかを指定します。後方互換性のため、デフォルトは「always」となっています。
- 型: string
- デフォルト: ALWAYS
- 指定可能な値: ALWAYS、NEVER
- 重要度: 中
接続の詳細(Connection details)¶
batch.sizes
新しいデータのポーリング時に単一のバッチに含める最大行数。この設定を使用して、コネクターの内部にバッファリングするデータの量を制限できます。
- 型: int
- デフォルト: 3000
- 指定可能な値: [1,...,5000]
- 重要度: 低
このコネクターのタスク数(Number of tasks for this connector)¶
tasks.max
- 型: int
- 指定可能な値: [1,...]
- 重要度: 高
次のステップ¶
参考
フルマネージド型の Confluent Cloud コネクターが Confluent Cloud ksqlDB でどのように動作するかを示す例については、「Cloud ETL のデモ」を参照してください。この例では、Confluent CLI を使用して Confluent Cloud のリソースを管理する方法についても説明しています。