重要

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Confluent Cloud の請求

Confluent Cloud の請求は、クラウド組織内のリソースの消費量に基づいて行われます。これには、クラスターで送受信したデータ転送量の合計と Kafka プロトコル関連のリクエストのオーバーヘッドも含まれます。

従量課金方式と年間コミットメントのいずれかを選択できます。年間コミットメントによって、使用量に基づく割引を受けることができます。請求と料金の詳細については、Confluent Cloud の料金ページの 「Cluster Details」セクション にある PRICING タブを参照してください。

各 Confluent Cloud コンポーネントの請求は時間単位で発生します。1 時間に満たない使用量は 1 時間として請求されます。請求の計算はすべて世界協定時刻(UTC)で行われます。請求情報を表示するには、Confluent Cloud にログインし、Billing & payment 画面にアクセスします。

重要

請求は 1 時間単位で発生し、請求サイクルは翌月払いとなります。請求対象となる使用量が発生したリソースのプロビジョニングを当月中に解除した場合、それらのリソースに対する請求は増えなくなりますが、請求サイクル内でそれまでに発生した請求対象の使用量は、翌月の請求書に含められます。

Confluent の従量課金方式の請求モデルに直接サインアップすることも、クラウドプロバイダーを使用して、クラウドプロバイダーの請求アカウント経由で支払うようにサインアップすることもできます。Confluent Cloud の請求は Google Cloud PlatformMicrosoft Azure、および Amazon Web Services と統合されています。

Confluent Cloud Console には使用の発生時に使用量が表示されますが、お使いのクラウドプロバイダーによっては使用が発生してから 6 ~ 24 時間が経過するまで Confluent Cloud の請求対象の使用量が表示されない場合があります。

年間コミットメント

Confluent Cloud は、最低利用額を確約する機能(コミットメント)を提供しています。このコミットメントを行うと、ユーザーに割引が適用され、Confluent Cloud スタック全体でコミットメントを柔軟に使用できるようになります。これには、すべての Kafka クラスタータイプksqlDB on Confluent Cloudコネクター、および サポート が含まれます。セルフサービス式のプロビジョニングや拡張に、いつでも自由にコミットメントから必要な量だけを消費することができます。

年間コミットメントを使用する場合は、コミットメント期間に発生した合計使用量と、コミットメントの残り時間を表示できます。

コミットメント量より多く使用しても、中断なく Confluent Cloud の使用を継続できます。コミットメント量を超える使用量については、割引価格で請求されます。料金は、組織向けに設定されたお支払い方法で請求されます。

年間コミットメントの詳細については、Confluent にお問い合わせ いただくか、以下のトピックを確認してください。

従量課金方式

従量課金方式の請求モデルでは、サインアップ以降に月々の料金を後から支払うことができます。Confluent を通じて Confluent Cloud に直接サインアップする場合、組織 ではデフォルトで従量課金方式の請求モデルが適用されます。

従量課金方式の請求モデルは、Confluent Cloud Marketplace の各チャネルでも使用できます。クラウドプロバイダーの Marketplace 統合の詳細については、以下を参照してください。

請求プロファイルと支払い

Billing & payment ページで、クラウド組織 ID の取得、請求情報の編集、クレジットカードの追加、課税住所の追加、請求書の表示プロモーションコードの適用 などを行うことができます。

重要

組織で RBAC を使用している場合、OrganizationAdmin ロールを割り当てられたユーザーのみが Billing & payment 画面を表示できます。詳細については、「Confluent Cloud RBAC ロール」を参照してください。

請求プロファイルを表示するには、次の手順を実行します。

  1. Administration メニューから Billing & payment を選択します。

    Confluent Cloud 管理メニュー
  2. 次に Payment details & contacts タブを選択します。

    Confluent Cloud Payment の詳細ページ

Confluent Cloud では主要なすべてのクレジットカードを使用できます。請求書送付に切り替えるには、Confluent 営業チームに ご連絡ください。請求書送付には最低年間コミットメントが必要です。

重要

Confluent Cloud の請求処理はプリペイドカードに対応していません。

クレジットカード決済の領収書や請求書は、Confluent Cloud にサインアップするときに最初に指定したアドレスに E メールで届きます。請求先 E メールアドレスを変更するには、サポートまたは 営業担当チーム にお問い合わせください。請求書の送信先 E メールアドレスは 1 つのみとなります。

請求書の送信先 E メールアドレスは 1 つのみとなります。

クレジットカードの追加

無料アカウントがセットアップ済みで、Confluent Cloud を継続して使用するためにクレジットカードを追加する場合、または支払いカードを変更する場合は、Billing & payment ページで行います。

  1. Confluent Cloud アカウントにサインインします。

  2. 右上の Administration メニューを開き、Billing & payment を選択してから、Payment details and contacts ページを選択します。

  3. Add credit card ボタンをクリックして必要な情報を入力します。プリペイドクレジットカードは使用できませんので注意してください。

    Confluent Cloud のクレジットカードの追加
  4. Save をクリックします。

請求書の表示

当月および過去の月別請求書を表示するには、Billing & payment ページの Billing タブに移動します。

過去の月別請求書を表示するには、ドロップダウンから月と年を選択します。請求の内訳で、該当する環境を選択します(環境が複数ある場合)。請求書に表示される項目の詳細については、「請求ディメンション」を参照してください。

プロモーションコードの適用または残高の確認

Confluent Cloud のプロモーションコードを持っている場合に、コードを適用するには以下の方法があります。

  • 新しいクラスターを作成する場合はコードを適用します。

    1. New cluster 画面で Continue をクリックし、プロモーションコードを入力してから Launch をクリックします。

      Confluent Cloud のプロモーションコード
  • View your promotional balance or redeem a promo code using the Confluent Cloud Console or the Confluent CLI.

    1. Billing & payment ページの Payment details & contacts タブに移動します。

    2. 既存のプロモーション残高を確認します。

    3. 新しいプロモーションコードを追加するには、+ Promo code をクリックします。

      Confluent Cloud のプロモーションコード

請求ディメンション

Confluent Cloud では、基本クラスター、標準クラスター、専用クラスター という Kafka クラスタータイプをご用意しています。請求ディメンションはクラスタータイプによって異なります。Kafka クラスターで請求対象となる使用量が発生しないようにするには、Confluent Cloud Console で クラスターを削除 するか、Confluent CLI を使用します。

ディメンションサマリー

クラスターは、以下の表にあるディメンションに基づいて請求されます。

重要

Confluent のストレージとスループットはバイナリギガバイト(GB)で計算され、1 GB は 2 30 バイトです。この測定単位はギビバイト(GiB)としても知られています。

ベーシッククラスター

以下の表に、ベーシッククラスターの請求ディメンションをまとめています。以下のセクションでは、請求ディメンションの一部について詳しく説明します。

ディメンション 単位
受信量 1 タスク 1 時間を単位とする料金
送信量 1 タスク 1 時間を単位とする料金
ストレージ量 1 タスク 1 時間を単位とする料金
パーティション数 パーティションと時間を単位とする料金
Kafka Connect タスクと時間、およびスループットを単位とする料金
ksqlDB Confluent Streaming Unit(CSU)を単位とする料金
Cluster Linking 時間、送受信データを単位とする料金

スタンダードクラスター

以下の表に、スタンダードクラスターの請求ディメンションをまとめています。以下のセクションでは、請求ディメンションの一部について詳しく説明します。

ディメンション 単位
基本料金 1 時間単位の料金
受信量 1 タスク 1 時間を単位とする料金
送信量 1 タスク 1 時間を単位とする料金
ストレージ量 1 タスク 1 時間を単位とする料金
パーティション数 パーティションと時間を単位とする料金
Kafka Connect タスクと時間、およびスループットを単位とする料金
ksqlDB Confluent Streaming Unit(CSU)を単位とする料金
Cluster Linking 時間、送受信データを単位とする料金
コネクターイベントと監査ログ 読み込みデータ 1 GB を単位とする料金

専用クラスター

以下の表に、専用クラスターの請求ディメンションをまとめています。以下のセクションでは、請求ディメンションの一部について詳しく説明します。

ディメンション 単位
CKU 料金 1 CKU 1 時間を単位とする料金
受信量 1 タスク 1 時間を単位とする料金
送信量 1 タスク 1 時間を単位とする料金
ストレージ量 1 タスク 1 時間を単位とする料金
Kafka Connect タスクと時間、およびスループットを単位とする料金
ksqlDB Confluent Streaming Unit(CSU)を単位とする料金
Cluster Linking 時間、送受信データを単位とする料金
コネクターイベントと監査ログ 読み込みデータ 1 GB を単位とする料金

ストレージ量

Confluent Cloud では、所定の Kafka クラスターに格納されたレプリケーション後のデータ量に対して課金されます。Confluent Cloud の組み込みレプリケーション係数は 3 であるため、クラスターに格納されるデータ量は通常、クラスターに書き込まれるデータ量を超えます。このレプリケーションにより高可用性が確保されます。この係数は構成できません。ストレージ使用量を減らすには、トピックに対する retention.bytesretention.ms を構成できます。詳細については、トピックの設定 と「トピックの編集」を参照してください。

パーティション数

Confluent Cloud charges for partitions on Basic and Standard clusters. You are charged for the number of unique partitions that exist on your cluster during a given hour.

  • Basic clusters receive 10 partitions free of charge.
  • Standard clusters receive 500 partitions free of charge.
  • Dedicated clusters have no partition-based charges.

For billing purposes, partitions for topics that you create and partitions for internal topics are counted. Internal topics are topics that are automatically created by Confluent components such as ksqlDB, Kafka Streams, and Connect, and prefixed with an underscore (_). Partitions for topics that are internal to Kafka itself and are not visible in the Cloud Console, such as consumer offsets, , do not count against partition limits or toward partition billing.

Cluster Linking

クラスターリンクは、"送信元クラスター" から "送信先クラスター" にデータを送信します。送信先クラスターは、Cluster Linking の「サポートされるクラスタータイプ」の説明に従って、インターネットネットワーキングを備えた、専用の Confluent Cloud クラスター である必要があります。

Cluster Linking を使用する Confluent Cloud クラスターは、クラスターリンクの数およびクラスターとの間のミラーリングスループットの量に基づいて請求されます。Cluster Linking 請求の詳しい内訳を以下に示します。

ディメンション 単位 説明
クラスターリンク リンクと時間を単位とする料金

1 クラスターリンクあたり $0.50/時。この料金は、送信元クラスターと送信先クラスターに分割されます。そのため、各クラスターには、送信元または送信先であるクラスターリンクあたり $0.25/時の料金が発生します。

クラスターリンクは、Confluent Cloud ユーザーが作成する必要があります。これには、送信元クラスター、送信先クラスター、およびセキュリティ認証情報が含まれます。クラスターリンク上に無制限の数のミラートピックが存在することがあります。同じ送信元クラスター、送信先クラスター、およびセキュリティ構成を持つ複数のクラスターリンクを作成できます。Confluent では、これらのリンクの重複を排除しません。

受信量(ClusterLinkingWrite) 1 タスク 1 時間を単位とする料金

Confluent Cloud クラスターがクラスターリンク経由で受信するすべてのデータに対して 1 GB 単位の料金がかかります。Kafka の受信量(KafkaNetworkWrite)に対して、クラスターの料金と同じ料金が請求されます。2 つの Confluent Cloud クラスター間で Cluster Linking を使用する場合は、この受信量に対してクラウドプロバイダーから請求されることはありません。

Cluster Linking の受信量(ClusterLinkingWrite)に加えて Kafka の受信量(KafkaNetworkWrite)に対して請求されることはありません。

送信量(ClusterLinkingRead) 1 タスク 1 時間を単位とする料金

Confluent Cloud クラスターがクラスターリンク経由で送信するすべてのデータに対して $0.25/GB。この送信量に対してクラウドプロバイダーから請求されることはありません。Confluent がクラウドプロバイダーに送信量の支払いを行います。

Cluster Linking の送信量(ClusterLinkingRead)に加えて Kafka の送信量(KafkaNetworkRead)に対して請求されることはありません。

注: ボリュームディスカウントを使用できます。詳細については、Confluent Cloud アカウントチーム にお問い合わせください。

注釈

送信元クラスターまたは送信先クラスターが Confluent Cloud クラスターでない場合、そのクラスターには料金が発生しません。

地域乗数

どの Confluent Cloud クラスターにも、リージョンとクラウドプロバイダーに応じて地域乗数があります。この地域乗数は、基本料金に適用されます。たとえば、us-east-1 の AWS のクラスターは地域乗数が 1x であるため、その Cluster Linking のリンク単価は基本 $0.25 です。asia-east2 の GCP クラスターは地域乗数が 1.2x であるため、その Cluster Linking のリンク単価は $0.25 * 1.2 = $0.30 です。

メタデータの同期

Cluster Linking では、ソーストピックに "メッセージ" として生成されたデータに加えて、トピック構成、コンシューマーグループオフセット、ACL などの "メタデータ" も同期されます。Cluster Linking では、このメタデータに対してトピックメッセージデータと同じレートの料金がかかります。このため、クラスターリンクの合計スループットは、ソーストピックへの生成スループットの合計よりも大きくなる場合があります。

メタデータのスループット量を測定するには、すべてのクラスターリンクデータを表すメトリック(io.confluent.kafka.server/cluster_link_destination_response_bytes)から、トピックデータのみを表すメトリック(io.confluent.kafka.server/cluster_link_mirror_topic_bytes)を差し引きます。

Metrics API を使用した課金対象メトリクスのモニタリング

各明細項目には、Confluent Cloud のメトリクス に対応するメトリックがあります。

明細項目 メトリック
ClusterLinkingPerLink io.confluent.kafka.server/cluster_active_link_count
ClusterLinkRead io.confluent.kafka.server/cluster_link_source_response_bytes
ClusterLinkWrite io.confluent.kafka.server/cluster_link_destination_response_bytes

Kafka Connect

専用クラスター を使用する場合、Confluent Cloud のコネクターは専用 Connect クラスターで実行されます。初めてコネクターを起動するときに、Confluent Cloud が専用の Connect クラスターをプロビジョンします。基本または標準の Kafka クラスターを使用する場合は、コネクターはマルチテナントの Kafka Connect クラスターで実行されます。マルチテナントの Connect クラスターで実行されるコネクターについては、Connect 容量(ConnectCapacity)に対する課金はありません。

マネージド型コネクターを一時停止すると、タスクが一時停止されます。つまり、コネクターが再開されるまでメッセージの処理も一時停止されます。ただし、コネクターはアクティブなままとなり、コネクターに割り当てられているタスクに対する時間単位のコストは発生し続けます。Connect コネクターで請求対象となる使用量が発生しないようにするには、Confluent Cloud Console でコネクターを削除するか、Confluent CLI を使用します。

専用クラスターおよびフルマネージド型コネクターは、以下のディメンションに基づいて請求されます。

ディメンション 単位
専用クラスター 1 時間単位の料金
タスクの基本料金 1 タスク 1 時間を単位とする料金
スループット 1 タスク 1 時間を単位とする料金

フルマネージド型コネクターの料金は、Add Connector 画面に表示されます。

Confluent Cloud Connect クラスターの請求

専用 Connect クラスターの 1 時間あたりの料金は、初めてコネクターを起動したときに Review and launch 画面に表示されます。

Confluent Cloud Connect の Review and launch 画面

専用クラスターの請求情報は、Billing & paymentBilling 画面で 1 つの明細項目として表示されます。

セルフマネージド型コネクター自体には、請求メカニズムはありません。ただし、セルフマネージド型コネクターの使用によって、Confluent Cloud で実行している Kafka クラスターの受信量、送信量、およびストレージ量の料金が発生する可能性があることに注意してください。

ksqlDB

フルマネージド型 ksqlDB は、以下のディメンションに基づいて請求されます。

ディメンション 単位
Confluent Streaming Unit 1 Confluent Streaming Unit 1 時間を単位とする料金

Confluent Streaming Unit 単位の料金に加えて、ksqlDB アプリケーションは Kafka の受信量、送信量、およびストレージ量に影響することがあります。

フルマネージド型の ksqlDB の料金は、Add an Application 画面に表示されます。

Confluent Cloud |ksql-cloud| のアプリケーション請求

ksqlDB アプリケーションで請求が発生しないようにするには、Confluent Cloud Console でアプリケーションを削除するか、Confluent CLI を使用してアプリケーションを削除します。

コネクターイベントと監査ログ

ディメンション 単位
Confluent Streaming Unit 監査ログトピックからの読み込みデータ 1 GB を単位とする料金

コネクターイベント監査ログ は、監査ログクラスターから動作します。請求では、コネクターイベントと監査ログの両方の消費の料金が合計されます。詳細については、「Marketplace デプロイの Confluent Cloud 消費量メトリクス」を参照してください。

サポート

サポートプランは https://confluent.cloud/support-plans の Confluent Cloud Console から購入できます。このページから、現在のプランを確認したり別のプランを選択したりできます。年間コミットメントをご利用の場合、サポート料金は、コミットした合計利用額にカウントされます。

サポートプランがアクティブになっている間、サポート料金は 1 時間単位で発生します。

重要

サポートプランの購入にはダウングレード制限が適用されます。現行のサポートレベルは、当月の月末まで有効です。ただし、購入月の途中でダウングレードしても、現行のサポートプランレベルが、翌月末まで 維持されます。